日本の迷走はいつから始まったのか
世界ルールの変化、歴史を動かしてきた力は何だったのか、という観点から近代史(とくに日本の弱点)を探るというアプローチが面白いと思った。この観点からみたとき、現在世界ルールはいかなる状況にあるのかといえば、それは、歴史になぞらえれば、第一次世界大戦後の両大戦間期に酷似しているという。
そういえば、元旦の日経社説(転換期日本~変化の芽を伸ばす)には、清沢洌の本が引用されていて、ここでも1920~30年代と現在との類似性がしばしばいわれると書いてあった。この本に書いてあることは、日経がいうように、まさに、そっくりそのまま今に当てはまる内容で驚いた。当時は帝国主義の時代で、第1次グローバル化の時代ともよばれる。世界のリード役がイギリスからアメリカにかわっていく過渡期でもあった。
「グローバル恐慌の真相」でも、「大恐慌の教訓を忘れて進めた自由化の罠」として、第一次グローバル化の時代への言及があったのを目にした。資本移動の自由がある時代には、バブルが起きやすくなるうえに、それが崩壊すると一国にとどまらず世界的に連鎖するという文脈で理解すべきだという。
いずれも、世界の動きを大きくとらえたうえで、歴史の教訓にしっかり学ぶ必要があるというメッセージである。
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