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道を知ることと実際に歩むことは違う

今さら「マトリックス」なのですが、先週末DVDをレンタルしました。モーフィアスがネオに語りかけたこの言葉いいです。
"マトリックスは「知ること」と「信じること」の矛盾というテーマを扱った作品である"
ネットで調べてみたら、こんな風に指摘している人がいて感心しました。2、3回見て分かったというコメントも多く、何度も観る人が結構いたり、謎解きサイトまであって楽しめました。こういう映画をつくれる監督(ウォシャウスキー兄弟)ならば、今度は監督名から観る映画を探したくなりますね。
エージェント・スミスに撃ち殺されたはずのネオが、トリニティーのキスによって覚醒するシーン(ちょっと展開にムリありと感じたシーン)も、実はテーマとして織り込み済みだったわけです。すなわち、「あなたが愛した男が本物の救世主だ・・・」を確信したトリニティの力が、「おまえは救世主ではない」と知らされたネオを救世主に変えてしまった瞬間だったのです。
人間たちが現実だと思っているのは「マトリックス」と呼ばれる仮想現実であり、現実はコンピュータが人間を栽培する夢のような世界。それが現実ならば知らない方が良いと考えたサイファーが、エージェント・スミスとの取引によって、バーチャルな世界で生きる道を選ぶ代償としてモーフィアスを売る行為にでてしまうのも、実は「知ること」と「信じること」を対比させたシーンだったことがわかります。
なるほど、知ることは信じることに及ばないと確信する「モーフィアス」のこの名言に落ち着くわけです。

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