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「田んぼ」で原点回帰

親子米づくり体験の第一回目。今日やったのは田起こし。荒れた田んぼを稲が植えられる状態にする準備作業です。午前中たっぷり2時間かけて、周囲の草を刈り、田んぼの雑草を抜き、桑で耕し、堆肥を入れ、みんなで歩き回って代掻き(しろかき)を行いました。刈り取った草葉やワラを投げ込んだり、米ぬか(粉)を撒いたりして、それを足で踏んでかき回します。あたかも栄養満点のシチューをかき回すというか、「ぬか床」をかき混ぜるのに似ているなと感じました。ちょっとヘドロ臭(ドブの匂い)ともいえる独特の香りがありましたが、苦労して作業をしているからこそ田んぼに対する愛情が注がれます。また、ワラ、米ぬか、堆肥など、自然のサイクルにしたがってできる副産物をムダなく使う知恵にも驚かされます。
田んぼの泥は見た目以上に粘着性が強く、深いところでは大人の膝まで埋まってしまうため、足を抜くのも一苦労でした。一歩進むにも思わず「よっこらしょ」と掛け声がでてしまう重労働です。代掻きは機械をつかってやるのが普通だそうですが、昔、農耕用の牛や馬が活躍したというのもよく分かりました。泥の中にはおたまじゃくしやザリガニ、いく種類もの小さな虫が潜んでおり、ちょっと大げさですが生命力をはぐくむ田んぼの偉大さが身近に感じられました。
今回は子供たちが沢山参加してました。最初こそ汚れるのを嫌がって躊躇している様子でしたが、雑草を抜こうとしてボタッと尻もちをついてしまったり、足が抜けなくなってバランスを崩して泥まみれになると、まさに「解き放たれた」ようです。顔まで泥だらけにして奮闘している姿が微笑ましく、また頼もしく映りました。昔、国語の教科書にのっていた「泥んこ祭り」のようです。実は今日の「田起こし」が一番大変な作業だったそうで、来週は田植えをする予定。
狩猟型と農耕型という文化比較がよくなされますが、慈しみ育て用が足りたら自然に返すという自然共生型の優れた生活スタイル、「田んぼ」にその原点を見たような感じがして、梅雨の晴れ間にふさわしい、すがすがしい一日でした。まあ明日の筋肉痛は必至でしょうけど。

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