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押井守のイノセンス

先のカンヌ国際映画祭では、史上最年少で14歳の少年が男優賞を受賞したという話題でもちきりでした。しかし、個人的には初めて日本のアニメとしてノミネートされ、海外で高い評価を受けたという作品だと聞き、こちらの方がずっと気になっていました。巨大スクリーン(16M×22Mという通常の映画館の10倍)と最新の音響設備を誇る品川アイマックスシアターでの上映という好条件にも惹かれ、確信犯として品川で早く仕事が終わるように段取ったわけです。評判どおり、ディティールにまでこだわった映像と、神秘的な音楽に圧倒されました。これがアニメかと思うほど美しくリアルです。スクリーンの背景には常に荒廃した未来都市の夜の情景が広がり、漢字であったり祭であったり東洋文化がかもし出す神秘的な映像が目に焼きつきます。ただ、ストーリー展開としては、登場キャラクターが語るセリフが難解すぎて正直疲れました。この映画には前作があるようなので、それを予習してからの方がよかったみたいです。古典やことわざからの引用は、知的な精神世界を演出するにはよいかもしれませんが、何の予備知識もなくこの映画を観た立場からするとむしろ雑音に感じてしまいました。電脳がハッキングされるなどマトリックスに似ていると思ったら、こっちが原点なんだそうですね。いろいろな人が言っているように、仮にもう1回観たならば、確かに、新たな気づきや違った味わいが感じられそうな不思議な映画でした。

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