« "Neet"と呼ばれた子 | トップページ | パ・リーグのプレーオフ »

秋刀魚の味

秋刀魚を食べるためにあたえられた試練はマッチ3本で火を起こすこと。わざと水でぬらした薪と1本のナタを渡され、サバイバル訓練さながらの火を起こし体験のはじまりです。米づくり教室での企画でしたが、15組参加した親子連れは見事に全滅でした。火起こしのプロと紹介された若者の指導に、参加者の真剣な眼差しが注がれます。開口一番、「まず、マッチより太い木には絶対火はつきません」の一言にあちゃーという感じでした。思った以上に薪は細くなるまで割らなければなりません。さらに、薪を削るようにしながら、木の屑を最低片手で一握りはつくることが必要だったとの種明かし。地面がぬれている場合には、さらに地面に割った薪を敷いて火が点きやすくする念の入れようでした。熱が逃げないように密閉するように薪を重ねて山をつくるということも、風を通りやすくした方が燃えやすいのでは?とすかすかの山をつくった素人との違いでした。
DSCF1786.JPG
では皆さんどうぞ!の合図で再チャレンジ。でも次の瞬間、あたかも鰹節を削るようにナタを扱っていた若者を「只者じゃないぞ!」と見直すはめになったのは私だけではなかったはずです。たかが一握りの木屑をつくるのがこんなに大変だとは。。。やがて随所で歓声が上がりはじめ、拍手鳴る中であせる我々家族。とうとう3本目のマッチをすってしまい途方にくれていると、火起こしのプロが来てくれました。じゃあせっかくだから、雨の日のときの火のつけ方でトライしてみましょう。手馴れたすばやい動作で、細い木枝を束状にし、木屑をサンドするような形にして自分の手で持ちました。雨の時などは地面に置けないのでそうやって火を起こすのだそうです。下側からマッチで火をつけました。1回目は途中で火が消えてしまったのですが、2回目に見事に着火したときには思わずを拍手していました。よくみると若者の腕にはいくつもの火傷の跡があり、これまでのアウトドア経験の豊富さを語っていました。そうこうして焼き上げた秋刀魚だから美味しくないわけがありません。ただ、奮闘の末、最後まで火を起こすことができなかった「父親の切なさ」を表現するタイトルとしては、やはり「秋刀魚の味」しかないでしょう。
DSCF1788.JPG

|

« "Neet"と呼ばれた子 | トップページ | パ・リーグのプレーオフ »

コメント

訪問ありがとうございます。
秋刀魚でコメントを戴けるとは・・・やはり旬の味なんですね。
脂が多く、私たちのところも火がぼうぼうで焦りました^^;

ココログさんはコメントやトラックバックが盛んですね。
興味深く読ませていただきました。

投稿: maimai | 2004/09/21 00:44

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24960/1413826

この記事へのトラックバック一覧です: 秋刀魚の味:

« "Neet"と呼ばれた子 | トップページ | パ・リーグのプレーオフ »