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2004年11月

明日はいい日か?

えいっ、と。

運命の輪のカードが、そのことはもう終わるといっています。
「魔法の杖」を開いたページにそう書いてありました。そのことって何だろうか?先月から提案中の案件だったらまだ終わらないでくれ~。
・・・ブログ毎日更新に行き詰まってしまったときの必殺技第2弾!

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経路検索

「横浜から所沢へ電車で行く場合、どのルートが一番早いか調べてくれないか?」親戚が法事で出かけることになって、こんな依頼がありました。Yahooジョルダンを使って出てきた結果をプリントアウトし、少し大きめの文字に修正してFAXしただけなのですが、後日偉く感謝されたと聞き、逆に恐縮してしまいます。日頃パソコンやインターネットを使わない人たち、特に高齢者にとって、道具としての敷居の高さを感じずにはいられない出来事でした。
操作手順だけを考えれば、リモコンをつかって来週月曜日の夜9時にはじまるテレビ番組を3倍速で録画予約するという操作のほうがよっぽど難しいと思うのです。パソコンの場合、すべてのネックは出発地をキーボードから「横浜」(ローマ字入力でyokohama)と入力しなければならないことでしょう。使い方を聞かれたり簡単な調べものをお願いされること位なら個人的には全然OKですし、コミュニケーションが生まれるという点では悪い事ばかりではないとも思います。逆に、無理してパソコンを使いこなせるようになってほしい!とは思わないですね。
できるならネットサーフィン専用の家電ブラウザがあればいいのですが。電源をONにすればすぐ使え、検索キーワードをタッチパネルか音声で入力でき、表示された画面をプリントアウトできる機能だけがあれば十分だと思います。日本におけるインターネットの人口普及率は60%を超えたといわれていますが、今後もキーボード入力がベースであるならば、今のパソコン利用世代が高齢者になっていくペース以上には普及率は伸びないような気がしました。

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エキサイティングな本屋

ヴィレッジヴァンガードはずっと居ても飽きない本屋さん兼雑貨屋さんです。訪れた人"みんな"が、"わたしだけの"掘り出し物を発見したような錯覚に陥るのではないでしょうか。お店の人の手書きのレコメンドがまたいい味を出しているのです。もし行かれたら、天井や壁面にも目をむけるとよいでしょう。思わぬ発見があること請け合いです。ちょっと気の利いたプレゼントを探すにもいい場所だと思いました。
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NHKスタジオパーク

NHK放送センタースタジオパークに行ってきました。おじゃる丸の映像に合わせてセリフをいうアフレコスタジオや、ニュース原稿を読んでアナウンサー体験をするQスタジオなど、視聴者が制作者の立場を体験できる工夫が凝らしてありました。オリンピックや米国メジャーリーグ、さらには韓流ブームなど、NHKが扱うコンテンツですら最近は輸入ものに人気があるように思えますが、スタジオパークを見学した限りでは、「コンテンツ制作に力を入れてます!」というメッセージが強く伝わってきました。中でも、現在放送中のNHKスペシャル「ローマ帝国」や大河ドラマ「新撰組」、そして正月に放映予定という「大化の改新」、極めつけは2005年1月から放映される2つの「シルクロード」です。相変わらず歴史系コンテンツにおける強みは群を抜いています。大いに期待したいと思います。
入口のウェルカムスタジオでは、今日は「おかあさんといっしょ」にでてくるスプーが記念撮影にスタンバイ、子供たちのまえで歌ったり踊ったり握手をしたりしていました。すごい人気です。民間のキティちゃんが新潟中越地震で被災した子供たちを励ましてまわったという記事が少しまえに出てました。NHK子供番組のキャラクターこそ、その人気で得た決して安くない(と思った)キャラクターグッズの収益を社会に還元したり、渋谷のスタジオにこもりっぱなしではなく、もっと子供たちの近くに出てきて様々な社会活動に参加してくれるといいですね。

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【ローマ人の物語3】シチリアの統治

前回につづき文庫版「ハンニバル戦記(上巻)」です。第1次ポエニ戦役後、シチリア全域に領土を広げたローマはいかにして異民族を統治したのか。そこには「統治システム」というキーワードがあります。
先週のNHKスペシャル「ローマ帝国」でもこのテーマが取り上げられていました。叙事詩のような塩野氏に比べると駆け足の展開で内容が浅いかな、という感じは否めませんでしたが、被征服民には武力で制圧されたという心情がなく、むしろローマ帝国の一員になったことを市民が誇りに感じていたという解説が印象深かったです。このことからも、人心をも掌握する統治システムだったといえましょう。

p104 とはいえ、異民族統治は誰にとってもむずかしい。ローマ人は、冷静に現実を見きわめた末に、シチリアの統治に適したシステムをつくりあげた。

その一つとして、盟主ローマは各都市に対し、実情に合わせてそれぞれ「ムニチピア」(諸部族)、「コローニア」(植民地)、「ソーチ」(同盟国)のような名を与え、統治関係を樹立しました。これらのケース・バイ・ケースの関係は、あくまでも「区別」であって「差別」ではなかったといいます。そしてこれらの都市には、年貢や租税を義務づけるのではなく兵力の提供を求めたという点が、ローマに秩序と安定をもたらした統治システムだといわれる所以でした。アッピア街道をはじめとする各都市を結ぶ軍事道路の建設について、

p109 ローマ人は、今の言葉でいう「インフラ整備」の重要さに注目した、最初の民族ではなかったかと思う。

というところを読んだ時、今日の情報化社会にたとえるならば、拡張性をもった柔軟な分散型システムがネットワークでつながっていくというイメージが思い浮かびました。拡張性があるからどんどん広がっていく、そして実情に合わせてカスタマイズも許容する、しかし公開されているルール(規格)にはきちんと従うことを求め、守らなければ厳しい制裁を加える、というような統治ではなかったかと想像します。なんと今から2000年以上も前の話です。

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ラミ残留決定

わーい。一時は楽天の現生攻撃で持っていかれるのではないかと危惧していましたが一安心です。それにしても3年10億5000万円(出来高含む)とは破格の条件です。さらに夫人の長期滞在、息子である左腕投手アレックス・ジュニアへの3年契約の提示など、球団による誠心誠意の対応が実を結んだといえましょう。プレイヤーとしての実力はいうまでもなく、そこまでして引き止めておくだけの価値がある得がたいキャラクターだと思います。少し格好が悪かったものの真中の残留も決まったことだし、健さんもうまく条件が折り合って出戻ってくれることを願います。今シーズン息子と食べまくったカルビーポテトチップス。来シーズンも神宮で同じユニホームを着た3人の活躍が見たいものです。
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国内初の知的財産権信託に思う

今日一番気になったニュースでした。大げさかもしれませんが、これまでのコンテンツビジネスの流れを大きく変えそうな兆しを感じます。

国内初の知財信託・住友信託
 映画やアニメなどのコンテンツ(情報の内容)を対象とした国内初の知的財産信託が登場する。住友信託銀行は来年初めにも映画配給会社と契約。映画ソフトの販売権を信託財産として受託し、小口化して投資家に転売する。企業は映像資産を早期に資金化できる利点がある。改正信託業法が今月中にも成立するのを受けたもので、知財立国の中核とされるコンテンツ産業育成にもつながる。
 住友信託が契約するのは東証マザーズ上場の映画製作・配給会社アーティストハウス。同グループは映画のビデオ・DVD(デジタル多用途ディスク)ソフトを製作販売しており、映像資産を住友信託に預ける見返りに、ソフト販売からあがる収益を受け取る権利(受益権)を得る。
      ~11/24 NIKKEI NET経済ニュースより
ところで、ここでいっている「コンテンツ産業育成にもつながる」という結論に多少の飛躍を感じつつ、いろいろなサイトからパズルのピースをかき集め、「風が吹けば桶屋が儲かる」式に思いきって図式化してみたのが下図です。(クリック)
trust_zu
個人的には、これまで顧客の中に眠っている知的財産(ナレッジ・ノウハウ)を掘り起こし、市場価値を評価して、市場に送り出すまでを役割とするエージェントが求められるのではないかと思っています。それを教育研修というスキームで実現できたら面白そうです。ようするに、組織の中の人材育成のしくみを資産として市場に流通させるようなイメージです。これは企業自身の競争力の源もであるので、現実にはどこまで市場に出てくるものか疑問も残りますが、社会的意義を考えたときには共生の時代にふさわしいコンセプトではないでしょうか?

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働く(はたらく)とは、傍(はた)を楽(らく)にさせること

仕事の報酬とは?そう問われて思い浮かぶこと・・・
 ―仕事の報酬は、給料である。
 ―仕事の報酬は、能力である。
 ―仕事の報酬は、仕事である。
ここまでは、実感として普通に出てくる。自分にとって「やりたい仕事」と「やりがいのある仕事」がひとつになっていくという感覚もわかる。
しかし、田坂氏は
 ―仕事の報酬は、成長である。
という。

 人間として成長すると、こころの世界が見えるようになってくるのです。たとえば、顧客の気持ちや職場の仲間の気持ちがわかるようになってくるのです。そして、顧客の気持ちや仲間の気持ちがわかるようになると、「うまく働くこと」ができるようになってくるのです。
 なぜならば、「働く」(はたらく)とは、「傍」(はた)を「楽」(らく)にさせることだからです。そばにいる顧客や仲間を楽にさせてあげることだからです。
 ・・・(中略)・・・こうして、顧客や仲間を楽にしてあげられると、顧客や仲間の喜ぶ顔を見ることができます。そして、その喜ぶ顔を見ることによって、私たちは、自分の成長を実感し、成長の喜びを味わうことができるのです。
引用:田坂広志「仕事の思想~なぜ我々は働くのか」p51より
仕事の報酬とは?そう問われたときに、このように答えられる仕事をしたいものである。
11月23日、勤労感謝の日に。

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【ローマ人の物語3】海軍国カルタゴを打ち負かす

文庫版「ハンニバル戦記(上巻)」です。長靴のつま先に浮かぶシチリア島の完全制覇をめぐってのローマとカルタゴの戦いである第1次ポエニ戦役が描かれています。当時最強の海軍力を誇ったカルタゴを、なんとローマ軍が打ち負かしてしまうのです。そこには海上戦を陸上戦に変えた「カラス」のアイデアや、全権を委ねられた将軍(執政官)の戦い方など、ローマ人の英知を垣間みることができます。

p69 象の恐怖を克服したローマ人は、海への恐怖も忘れつつあった。

近代戦では「戦車」にあたるカルタゴ軍の象を制し、嵐による海難事故という辛い経験をしながらも、シチリア戦線打開のために策を練り、200隻の軍船を新造してあえて海戦を挑んでいったのです。

p63 敵方の捕虜になった者や事故の責任者に再び指揮をゆだねるのは、名誉挽回の機会を与えてやろうという温情ではない、失策を犯したのだから、学んだにもちがいない、というのであったというから面白い。

敵国カルタゴの将軍が、戦いに敗れて極刑に処されるのとは対照的に、ローマの敗将は罰金刑どまりというのが意外でした。失敗を責めることよりも、次への教訓とするという、戦争に対するローマ人の考え方がよく表れている部分だと思います。どこかの組織のように、経営陣が引責辞任することですべてが済んでしまう訳ではないので、逆にある意味では厳しさが求められているといえましょう。また、軍の総司令官である執政官に対し、いったん任務を与えて送り出した後は、元老院でさえ何一つ司令を与えないし口出しもしないという決まりも、この時代にして、すでに権限委譲(エンパワメント)が根づいていたとするなら驚きです。新しいアイデアやチャレンジを是とする考え方が、システムとしても機能していたということでしょうか。

23年もかかってようやく講和条約を結び、ひとまずはシチリアからカルタゴを退けることに成功したローマでした。

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世界最強の頭脳ゲーム

何を思ったのか、子供が学校の図書館から将棋の本を借りてきました。少し前「こんど将棋をやろう」と何気なく話していたことを覚えていたのでしょう。急いで将棋セットを買いにいきました。羽生名人も最初はそうだったように、まずはプラスチック製の盤と駒で妥協。(ほんとは、よく温泉旅館に置いてあるような木製のやつがよかったのですが。。。)
自分自身が父親から将棋を教わったのも、丁度同じぐらいの年頃だったと思います。当時は、漢字練習帳のマス目ノートに書いてもらって各駒の動き方を習いました。まったく同じやり方を踏襲するところが遺伝というか、親子というか、自分でも微笑ましいと感じます。覚え始めると楽しいもので、父は辟易しながらも、何度も何度も相手をしてくれた記憶があります。
もう一方で、今回子供が借りた本もそうですが、初心者が独学で勉強するための本というのは昔からありました。最近では「教え方を教える」本というのも結構出ているようです。これは将棋に限ったことではないですね。少し前から、スポーツ、ビジネスなど、あらゆる分野で顕著な傾向だと感じていました。よい「学び」には、よい「コーチ」の存在が常識になりつつあるのでしょう。
将棋のよさ、そして楽しさは、何といっても「先を読む必要があること」だと思います。ここで歩を進めたらどうなるか、飛車を捨てても金が手に入るから次にこのような手が打てる等、自分のアタマでシミュレーションしなければなりません。数年前、チェスの世界チャンピオンがコンピュータに敗れたというニュースがありましたが、将棋には相手から獲った駒を自分の駒として使えるという他のゲームに類をみないルールがあります。そのため、(まだ?)コンピュータの処理能力は追いついていないと言われています。文字どおり世界最強の頭脳ゲームですよね。
少しあきらめが早いかな?と感じるわが子には、ものごとを深く考えたり、これをやったら次はどうなるのか、と考える癖をつけるキッカケになってくれると嬉しいです。

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秋を探しに

秋を探しに近所の公園を散策。子供たちもよく歩きました。
ゆらゆらとお魚が気持ち良さそうに泳いでいるようです。飛行機のようにも見えるか。オブジェの題名は「空をゆく」だそうです。
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レストランの外灯が優しい雰囲気です。石畳とともにここはローマか?と思わせる(な、わけないか)の本日自己満足の一枚。
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色づき始めた木々の葉。もともとこのあたりは落葉樹の多い山でした。踏みしめる足の裏の感覚がきもちいい。
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だれもいないベンチが少しだけ哀愁を誘います。朝早起きして独りこのベンチに腰掛け、熱いコーヒーが飲めたら幸せでしょうね。20年早い趣味かな?
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【ローマ人の物語2】なぜローマは興隆したのか?

文庫版「ローマは一日にして成らず(上・下巻)」では、紀元前753年にロムロスによって建国されて以来、王政から共和政に移行し、いくつかの戦いを経てイタリア半島を統一するまでの500年間が描かれています。

p115 ローマ人には、敗北からは必ず何かを学び、それをもとに既成の概念にとらわれないやり方によって自分自身を改良し、そのことによって再び起ちあがる性向があった。

そのきっかけとなったのがケルト族の来襲。それまで貴族派と平民派に二分していた内政のもろさが露呈した結果であったがゆえに、破壊されたローマの再建は、ハード面の整備と並行してソフト面、すなわち政治システムの改革に至る。ローマ史上画期的とされるリキニウス法」は、選挙で選ばれる役職を貴族と平民でに階級別に差別することなく全面開放したのであった。さらに、要職経験者であれば退任後に元老院議員になれる権利(元老院の開放)を与えたこととあわせて寡頭政体による統治システムを確立。ローマにおける少数の船頭は血を問われることなく、常に新しい血が導入されるという「抱き込み方式」が有効に機能し続けることになる。この方式は、内政ばかりではなく外交政策にも取り入れられることになる。幾度の戦争に勝利したローマは、敗れた国を隷属化するのではなく、完全なローマ市民権を与えて共同経営者にする形で、ローマ連合をイタリア半島に拡大していった。

p208 知力ではギリシア人に劣り、体力ではケルト(ガリア)やゲルマン人に劣り、技術力ではエルトリア人に劣り、経済力ではカルタゴ人に劣っていたローマ人が、これらの民族に優れていた点は、何よりもまず、彼らのもっていた開放的な性向にあったのではないだろうか。

人間を律するより人間を守護する"宗教"、いいとこどりをした"政治システム"、他民族の敗者さえも"同化"する生き方、をローマ興隆の理由として挙げた3人のギリシア人の史観を引用しながら、その共通点を「開放性」というキーワードで括るところはさすが!。オープンであることが結果的に優位をもたらすという考え方には、今日でも活かせる本質的なヒントがつまっている気がします。

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そもそも交渉ではなく

日朝協議代表団が帰国しました。北朝鮮の誠意のない対応には憤りを感じずにはいられません。いま政府にできることは、北朝鮮から提示された資料や物証について徹底的に調査分析をおこない、嘘や矛盾点を問いただすことでしょう。拉致という国家犯罪に対してわが国が貫くべき姿勢は、そもそも交渉ではなく糾弾であり、北朝鮮側に一方的な非があるということを忘れてはならないと思います。小泉首相のいう対話と圧力をもって、事態が好転してくれることを願います。

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史上最強のセクシー・カルテット

笑顔がはちきれんばかりの美女4人組です。CDショップの試聴コーナーで輝いていました。クラシックの楽曲をベースにした演奏が楽しくて、かっこいい!デビュー当時、UKクラシック界からバッシングを受け、1位になったにもかかわらずクラシックチャートから除外されてしまったという経緯も、旧勢力に挑む新勢力という構図をみているようで、さらに共感を得ました。白鳥の湖、くるみ割り人形、そして大好きなパッヘルベルのカノンも入っています。

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授業参観

音楽の授業でした。「山のポルカ」の合唱は手話つきでお父さんお母さんも参加。授業とはいえ、子供たちが当たり前のように手話で表現する姿をみていて、日常においてハンデキャップの方々との関わりがない生活の視野の狭さを実感。グループごとの合奏では、鍵盤ハーモニカ、木琴、タンバリン、すず、カスタネット、それぞれの楽器を分担しながらみんな上手に演奏してました。
面白かったのは、各グループに演奏の出だしを合図するリーダーが必ず存在していたことです。たとえば、いち・にの・さん・はい!のようなリズムをとるリーダー役をどうやって決めたのか、あるいは、そもそもリーダー役の存在を意識しているのかどうか、子供に聞いてみたらどんな回答があるのか関心があります。
他のグループの演奏を聴いてメモをとること、そして感じたことを発表することなど、演奏や合唱そのもの以外にも工夫が凝らされていた授業内容だったと感じます。40分という短い時間のなかで、親にも新たな気づきがあった授業参観でした。

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【ローマ人の物語2】アテネの模倣ではなく

p21 衰退期に入った国を訪れ、そこに示される欠陥を反面教師とするのは、誰にでもできることである。だが、絶頂期にある国を視察して、その国のまねをしないのは、常人の技ではない。

王政から共和政への移行にあたって、お手本をみつけに当時絶頂期にあったアテネとスパルタを視察したローマ人3人組。だが結論としてアテネのまねもスパルタのまねもしなかった。自由と秩序を両立させていたのは傑出した一人のリーダー(ペリクレス)の資質であることを見抜き、そこにシステムとしての弱点をみたのではないかと推察される。では3人組が帰国後、スパルタ式(秩序重視)でもなくアテネ式(自由重視)でもない、いいとこどりの新たな政体が生まれたのかといえばそうではない。(1)農牧民族であるローマ人の保守的な性向、(2)パワーをもったローマ貴族の存在、(3)寡頭政(少数指導政)で善しとする平民の存在、という3つの要因によって、貴族対平民の内紛が、ケルト族来襲まで続くのである。当初のローマ共和政とは、「王」を「2人の執政官」に代えただけのものであった。

p74 ローマ人というのは、表面の現象だけ見る人からは模倣の民と軽蔑されるくらいに、他民族から学ぶことが多かった民族であった。

アテネの視察を描いた前半ページの部分で、「模倣しなかったということも、立派に影響を受けたことになるのではないか」という塩野氏のローマ人に対する見方が伏線になっているようです。

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奉仕活動

「がんばれロボコン」ではありませんが、都立高校(約200校)では2007年度から必須科目になるそうです。Neetと呼ばれる若者が増えていることから、社会から必要とされる体験や、人から感謝される喜びを通じて、生徒に将来の生き方について考えてもらうのが狙いだといいます。画期的な試みだと思います。
老人施設や障害者施設での介助、森林の維持管理、地域の祭り運営への参加などが活動内容として挙げられています。昨年、自治会の役員をしていたとき、それこそ、中学生のボランティアを募って夏祭りを手伝ってもらいました。素直で頼もしい働きをしてくれた彼ら、彼女たちのことが心に残っています。いまどきの中高生といえば、怠惰ですぐにキレる、素行がよくない、という先入観をもっていた自分を恥ずかしく思いました。
20代の若者が一番欲しいと思っているものは何か?それは「遊び」ではなく「ミッション」だ!先日の齋藤孝先生の講演は、冒頭で社会を生き抜く力には、「自己肯定能力」(自分のやっていることは価値のあることだと思える力)と、「自己客観視能力」の2つがあるという話で始まりました。夏祭りの出来事からも、きっと大部分の子供たちは奉仕活動やボランティアの機会さえあれば、進んで役に立ちたい、そういう自分が好きだという感覚を持ち合わせているだろうなと思いました。
ところで、東京都教育庁では「自分の意志で行うわけではないので、ボランティアという表現は使わない」と説明しています。ローマ人の物語の「共和政ローマ」の章を読んでいるところなのですが、同じローマ人でありながら、国益に対しての考え方が「民意優先派」と「公益優先派」とに分裂し、内紛する様子が描かれています。あたかも、前者は人は自発的に動くものだとする「ボランティア」、後者は人は制度によって動くものだとする「奉仕活動」というイメージに重なってしまいました。

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本日特記なし

バスティーユ監獄襲撃の日、ルイ16世も同じことを日記に書き込んだとか。と、ついにブロガーの「伝家の宝刀」を抜いてしまいましたぜ。

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トライアウト

「TRY OUT:試してみる」という意味です。「どんなことがあってもメジャーに挑戦したい。」日本での成功をあえて捨て、35歳でメジャーに挑戦した高津臣吾投手が、やれることは全部やりたいとトライアウトのマウンドに立った昨シーズンオフが思い出されます。これがきっかけで見事ホワイトソックスへの移籍を実現させたわけです。挑戦するアスリートの姿は、いつも人々に感動を与えてくれます。ヤクルトつながりでは、つい先日FA宣言した稲葉選手のメジャー挑戦を応援してます。米国でのトライアウト開催も考えているようですね。
そんな中、各球団の戦力外選手を対象にした12球団合同トライアウト(再入団テスト)が開かれました。楽天の新規参入や近鉄オリックス球団合併の影響なのか、挑戦する選手でなく「だれを獲得するのか」「誰があぶれるのか」といった球団の側からみた報道が多いように感じられました。「もう後がない、最後のチャンスだ」と、悲壮感が漂ってしまいがちですが、そんな中にも野球を愛するひたむきな姿があるわけで、ベストを尽くす選手の姿もフォーカスしてもらいたいものです。

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ハンサムな酒

全国地酒の飲み比べセットをGET。手さげバックに1合瓶が7本入って2850円。この顔ぶれをみたら絶対買いだと思いました。

琵琶の長寿 純米吟醸 (滋賀県)
手取川 本流大吟醸 (石川県)
満寿泉 特選大吟醸 (富山県)
出羽桜 桜花吟醸 (山形県)
日高見 吟醸酒 (宮城県)
南部美人 純米吟醸 (岩手県)
田酒 特別純米酒 (青森県)
添付されていたパンフレットには「お酒をもってでかけよう!」というキャッチに尾瀬あきらさん作の淡いイラストもいい感じでした。なかでも個人的注目は「日高見」(ひたかみ)。
太陽の恵みを受ける伝統の国「日高見国」の『男前!』ハンサムな酒。振り向かずにはいられない!当然ながら呑まずにもいられない!惚れるお酒!
宮城県石巻のお酒ですが、「ひたかみ」は北上(きたかみ)川の語源のようです。

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だっこく

昔ながらの米づくりは、稲刈りを経て脱穀(だっこく)のフェーズに進みました。教科書にでてくるような千歯こきや足踏み式の脱穀機には、先人の知恵が詰まっていて感心します。主な作業は次の2つでした。
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1)イネから籾(もみ)をはずす
脱穀機には足踏みで回転する歯がついていて、束にして持ったイネをこれに接触させることで、籾をふるい落とす仕掛けです。使い方を知らないと歯車に巻き込まれそうになったり、ちょっとしたコツがいる道具です。稲穂の先端をたらすように近づけ、イネを少しずつ回しながら歯に当てていくと、きれいに籾が取れるようでした。
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一方の千歯こきは直感で使い方が分かります。
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2)もみを選別する
「とうみ」という機械をつかって、イネからはずした籾を選別します。手動で扇風機を回して風を発生させ、籾を飛ばすことで、重力の法則にしたがい、重い籾は手前に軽い籾は遠くに飛ばされます。こうして重い籾(=実がつまっている)だけを選別する仕組みです。よく出来ているものだと感心します。
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花咲爺さんが持っているカゴのような道具ですが、「み」というのだそうです。これに籾をいれて両手で持ち、オムレツを返すでもなく、ドジョウすくいでもなく、ふるいにかける感じの絶妙な動きによって軽い籾と重い籾を選別していきます。地元農家の人は職人のようにうまく扱っていましたが、素人にはそのコツが分かりませんでした。こういうのを暗黙知の世界だというのでしょうね。
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参加した人たちは大人と子どもを合わせて30人くらい。子どもの作業量と体験教室としての遊びの要素を考慮すれば、実質的には10人くらいで半日がかりの作業だったと思われます。したがって、単純に工数換算すれば5人日(一人でやったら丸5日かかる作業量)と見積もれるわけですが、そう考えると、こんな原始的にみえる道具でさえ、予想をはるかに超えた効率化をもたらしていることが分かります。60坪程度の谷戸田から40~50kgのお米が収穫できる見込みです。これが多いのか少ないのかピンとこないのですが、例年にない豊作なのだそうです。
次回はもみすり、精米です。

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【ローマ人の物語1】ギリシアへの視察団派遣

p164 いずれにしてもこの時期、世界史上ではじめて、一般市民が国政に直接に参加できる政体が誕生したのである。後世はこれを、「直接民主政」と呼ぶ。市民の一人一人が、権力の行使とダイレクトにつながったわけだ。

王政から共和政への移行は、ブルータスによって種がまかれ、プブリコラ(執政官ヴァレリウスの綽名)によって根づいたとされています。人間の行動原則を「法律」に求めたローマ人は、成文法をつくるために当時の先進的な法治国家であるギリシアに調査団を派遣しています。代表的ポリスであるアテネでみたものは、国の最高機関とされた市民集会、自浄システムとしての「陶片追放」制度でしたが、それとは対照的に、スパルタは軍事国家としての生き方を選んでいました。

p172 改革とは、かくも怖ろしいものなのである。失敗すれば、その民族の命取りになるのは当然だが、成功しても、その民族の性格を決し、それによってその民族の将来まで方向づけてしまうからである。軽率に考えてよいたぐいのものではない。

この部分もそうですが、物語を読んでいて時折ぐさっと突き刺すような塩野氏の洞察が入るのが楽しみです。スパルタでの改革を例示しての指摘ですが、××改革流行りの現代にも通じる指南とも受け取れました。ペルシア戦役では、経済力のアテネと軍事力のスパルタという、生き方が相反するギリシアの両雄が同盟して戦うというクライマックスが描かれています。戦争は、それがどう遂行され戦後の処理がどのようになされたかを追うことによって、当事者である民族の性格が実によくわかるようにできている。(p177)の部分とあわせて、少しだけわが国の行方に思いをめぐらせた次第です。

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みそカレーラーメン

「あまからや」さんのみそカレーラーメン。旨かったっす!★★★あげちゃいます。一杯800円というのは少し高めですが、ラーメンでありながらまるでカレーライスを食べているような充実感、とはいっても香辛料の絶妙なブレンドによる辛さに「キレ」があって、胃にもたれることなく最後の一杯までスープとして味わえるのはすごい!。辛さは段階で選べるようでしたが、(比較的辛いのは得意な方だと思うのですが)中辛で十分でした。もはや、麺にかかったカレーや、カレー風味のラーメンという概念を超越した味といえましょう。(大げさな~)
その理由、いっしょに食べた醤油ラーメン(650円)や、玉子チキンカレー&ミニラーメン(980円)が、いずれも家族に大好評だったことにその一端がうかがえます。お近くの方はぜひお試しください。ランチビールとともに穏やかな秋晴れの休日でした。
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優しさを配る

「夜回り先生」こと水谷修さんへのインタビュー記事を読みました。

「死にたい」っていう子には「周りに優しさを配ってごらん」とメールする。実はこれで八割が救える。人に優しさを配って、「ありがとう」と言われることが生きる力になるんです。僕に相談に来る子のほとんどは自分のことしか考えない。だから外に目を向けさせます。
(2004年11月4日付 読売新聞夕刊)
至言だと感じます。

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【ローマ人の物語1】七人の王

青の線は「まあ大事なところ」に、赤の線は「すごく大事なところ」に、緑の線は「おもしろいと感じたところ」に引くという3色ボールペンの方法で、ローマ人の物語を読んだらどうなるか。そんな思いつきから1巻から読みはじめることにしました。至極乱暴であるのは承知で、今後は読んだ区切りの中で、赤を1箇所、緑を1箇所というペースで引用していけたらと思います。

p58 敗者でさえも自分たちに同化させるこのやり方くらい、ローマの強大化に寄与したことはない。

戦争で打ち負かした相手を奴隷にするのではなく、市民としてローマに住まわせることで統治し、共生するという考え方は、多民族国家であるローマの礎となっているようです。

p110 ローマの七人の王たちの歴史は、少々出来すぎと思うくらいに、適時適材適所の原則がまっとうされた歴史であった。

必要なときに必要な場所に必要な人材が現れたということですね。それは単なる結果論としてではなく、ローマ建国の歴史において七人の王が果たしたそれぞれの役割、功績を塩野氏なりに意味づけているからこそ、そういう表現になるのでしょう。 一代 ロムルス:落城したトロイから逃げてのびてローマを建国。立地にみる卓越した先見性。 二代 ヌマ:法制化と習慣の改善によるローマの内部充実。 三代 トゥルス・ホスティリウス:アルバへの攻勢と軍事的栄光。約束破りや裏切り行為は容赦しない。 四代 アンクス・マルキウス:橋梁や塩田事業によるインフラ整備。 五代 タルクィニウス・プリスコ:エルトリアからの移住者。ローマの都市化によって、従来農耕民族であったローマ人を技術の力に目覚めさせた。 六代 セルヴィウス・トゥリウス:タルクィニウスが実子に迎いいれたエルトリアの少年。軍制の改革。 七代 タルクィニウス:息子のスキャンダルで失脚。ローマの王政が終わる。 どうも外国人の名前は舌をかみそうで苦手です。

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ワシ流

こんな言葉が流行りそうですね。世間は東北楽天ゴールデンイーグルス誕生の話題でもちきりです。地元出身者として杜の都にプロ野球が来ることを本当に嬉しく思います。新規参入を巡っては、楽天のやり方についていろいろ批判したくなる場面もありましたが、記者会見の場で「選ばれることが目的ではなく、プロ野球全体を変えていくことが我々のミッションだと思っている。ようやくスタートラインに立てた。」と言い切れる三木谷社長は、やはりすごい人だと思います。
ワシ流について、コミュニケーション能力、指導力、人間性の3点を重視したというコーチ陣の人選ということに個人的には注目しています。「能力はありながら前のチームでチャンスをもらえなかった選手には思う存分動いてもらいたい。そういう力を結集すれば何とかやっていける」とのコメントにも、オーナーとしての心意気を感じました。派手なプロモーションで話題をさらうやり方ではなく、地味でもいいから地域に根ざした愛されるチームづくりを期待します。
改修が急がれる県営宮城球場は、私にとって高3の最後の夏、最後のゲームを行なった思い出深い場所です。後輩にレギュラーを獲られてしまい控えに甘んじることになった試合で、監督から「最終回の先頭にいくぞ!」といわれ、ベンチ裏で素振りをしていた場面、今でも鮮明に思い出されます。「ロッカールームの風景や選手の細かい個人データをネットで配信し、ファンの関心を高めたい」といった、いかにもIT企業らしいアイデアを知って思い出しました。米大リーグではハイテク球場なんていうのもあるようで、楽天の参入によって今後ITやインターネットを駆使したどんなアイデアが実現されるのかも楽しみの一つです。

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正体

ばれてしまいました。職場の人達に内緒で始めたつもりが、いつの間にか公然の事実となっていたようです。恥ずかしいやら嬉しいやら、とても複雑な心境です。でもそれだけ関心を持ってくれているということだと思うので、これからもつたない文章ですが毎日更新に挑戦したいと思います。

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先観後読

借りてきたビデオやDVDを観た後に、AmazonやTSUTAYAの他の人のレビューを読む。最近こんなやり方にはまっているのですが、そうすることで、作品の楽しみ方の幅が広がるように感じています。先日は「北北西に進路を取れ」をレンタルしてきました。「知りすぎていた男」をはじめ、ヒッチコックの、別人に間違われて・・・系(巻き込まれ系ともいわれているようだ)の作品は他にもいくつかあるのですが、この映画もハラハラどきどきの連続、逃げるか捕まるかの瀬戸際での知恵比べ、謎めいたストーリー展開が最後まで飽きさせませんでした。
巻き込まれ系といえば、トムクルーズ主演の最新作のタイトル「コラテラル」ですが、間違った時に間違った場所に偶然居合わせてしまうこと=巻きぞえ、の意味だそうですね。北北西は1959年製作の映画なので、テンポの遅さに古さを感じるという意見も結構あるようですが、個人的はこれくらいのスローペースの方が性に合っているようです。
名作にはいわゆる名シーンと呼ばれるショットがあるわけですが、やはり多くの人が、トウモロコシ畑でのセスナ機の襲撃シーン、ラシュモア山の絶壁での逃走シーンを挙げているようでした。この映画が生まれた時代背景として、当時の米ソ冷戦を読み解いたり、ヒロイン役のエバー・マリー・セイントの魅力を引き出したヒッチコックの手腕を賞賛したり、ソール・バスのタイトルデザイン最高!というのがあったり、後からレビューを読むことで新しい気づきや発見があります。

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