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2004年12月

大晦日

今年も大変お世話になりました。今年はココログをはじめて、平凡な毎日にも新しい発見があったような気がしています。コメントやトラックバックをくださった皆様、ありがとうございました!来年もよろしくお願い申しあげます。@モブログ041230_160502.jpg

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雪國

もう少〜しで、今年も終わりですね〜♪。今日に限って東京も朝から雪でしたが、こっちは辺り一面「白い」のひとこと。“雪化粧”などという優雅な形容は似つかわしくない、寒さと厳しさを肌身に感じます。実家に向かう車窓にて@モブログ041229_153801.jpg

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【ローマ人の物語6】ローマ市民ということの意味

いろいろな見方ができて読書が楽しい「勝者の混迷」ですが、グラックス兄弟のなしえなかった失業者問題の解決を軍政改革によって実現し、蛮族ゲルマン人の侵入さえも見事に制した、たたき上げの武将ガイウス・マリウス。軍人としての才は抜群であっても政治家としての器量が追いつかず、自らもそれを知ることで劣等感に悩むマリウスの心の動きが個人的には印象に残りました。一連の出来事では、まちがいなく「ローマ市民」がキーワードになっているようです。

p138 執政官マリウスは、執政官の権利である正規軍団の編成を、従来のような徴兵制ではなく、志願兵システムに変えたのである。これによって、ローマの軍役は、一人前の市民にとっての義務ではなく、職業に変わった。

ローマ市民にとって義務であった血税が職業になった一方で、同盟国の市民にとっては兵役は義務のままでした。このことが後に起きる「ローマ連合」の発展的解消のトリガーになるとは、この時点ではだれも気づいていなかったようです。

p166 法律とは、厳正に施行しようとすればするほど人間性との間に摩擦を起こしやすいものだが、それを防ぐ潤滑油の役割を果たすのが、いわゆる義理人情ではないかと考える。法の概念を打ち立てたローマ人だからこそ、潤滑油の重要性も理解できたのではないだろうか。

志願制すなわち契約制の軍隊において、職業軍人は戦争がなければ職を失うことになります。兵士たちへの失業保障に対してマリウスの感じていた責務は、法的義務ではなく人情によるものだったといいます。もともとローマ市民でもなく出生の低かったマリウスが、自分に従いてきてくれた兵士たちこそクリエンテスだと考えたのも当然でしょう。従来からローマ人の人間関系に強い影響力を与えてきたといわれ、同盟国のためだったら血も流すという義理人情的精神、いわゆる「パトローネス-クリエンテス関係」こそ潤滑油でした。
しかし、これをどのように政策化するか、政治的に立ち回るかについてマリウスには才がありませんでした。このあたりのマリウスの心の葛藤が、やがて起きる同盟国の離反と重なってきて切ない思いがしました。
この戦争は「同盟者戦役」と呼ばれ、その後ユリウス法によって和解した同盟国の市民は全員が「ローマ市民」となります。
以上 文庫版「勝者の混迷(上)」より。

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【ローマ人の物語6】3つの名をもつローマの男

ローマ人の物語を読んでいると沢山の人物が登場します。当初はその名前の覚えにくさ、発音のしにくさに当惑してしまい、幾度となくページを読み直したりしてました。もしこの法則が分かっていたなら、前のページに戻ることが少なかったかもしれません。二つの名しかもっていないマリウスの登場にあわせて解説するあたりは、相変わらず憎い演出です。

p118 自由市民であるローマの男は、通常は三つの名をもっていた。個人名、家門名、家族名、の三つである。~(中略)~そして、この三つの名の後に、尊称というか敬意をこめた綽名というか、そのような形容名がつく場合もあった。

なるほど!そういうことだったのですね。ローマの英雄たちの名前は、それぞれ次のようになるわけです。
個人名・家門名・家族名[綽名]
ティベリウス・センプローニウス・グラックス
プブリウス・コルネリウス・スキピオ[スキピオ・アフリカヌス※1]
ルキウス・コルネリウス・スッラ
ガイウス・ユリウス・カエサル
 ※1 ハンニバルを破りアフリカを制した者という意味。
以上 文庫版「勝者の混迷(上)」より。

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【ローマ人の物語6】グラックス兄弟

本書のタイトルである「勝者の迷走」が意味するものとして、敵は外にはなく自らの内にあるということが挙げられます。かつてのように貴族VS平民という政治上の平等を求めた争いではなく、社会正義の公正を求めて富める者VS貧しき者とのあいだに起きた抗争だったようです。この時代を生きたグラックス兄弟に、覇者ローマを維持し続けていくための一つの信念をみました。

p59 続けることで成果をあげ、共和政ローマの基盤を確実にしなければ、いずれはローマも滅亡した他国の轍を踏むことになるという危機意識が、孤立化しつつあった彼を支えたのである。

名将スキピオの孫にあたるグラックス兄弟(ティベリウス&ガイウス)は高潔な政治家でした。"銀の匙をくわえて生まれてきた"と形容される血筋のよさの一方で、執政官や財務官としてではなく、平民代表のリーダーたる「護民官」として、農地改革をはじめとする改革に取り組みます。これは、無産者に落ちた人々に、農地という資産を与えることで自作農に復帰させ、失業者を救済、社会不安を解消しようとしたものだったようです。富める者と貧しき者の差が広がることによって、兵役免除の無産者が増えたことに対し、直接税の代わりに兵役を課すローマ軍団の根幹をゆさぶる危機と考えていたのです。
しかし、平民集会での議決によって次々と改革案を打ち立てる護民官グラックスに対し、寡頭政体への反逆行為とうけとった元老院との対立が強くなっていきます。やがて反グラックス派の暴徒によって、混乱する集会会場においてティベリウスは殺害されます。志し半ばにして倒れた兄の意思を引き継いだ弟ガイウスも、暴徒鎮圧という名のもとに非常事態宣言を発令した元老院の手によって、あっけなく制圧、抹殺されました。

p48 人間が人間らしく生きていくために必要な自分自身に対しての誇りは、福祉では絶対に回復できない。職をとりもどしてやることでしか、回復できないのである。

おそらく、元老院の抵抗にも屈することなく、改革を実行しようとしていたグラックス兄弟の信念の源にあたるのではないかと。今日を振り返るにNeetを想起してしまいました。
ところで、グラックス兄弟の母親にあたるコルネリアは、グラックス家に嫁いだスキピオの娘です。彼女は「子は、母の胎内で育つだけでなく、母親のとりしきる食卓の会話でも育つ」と言い、のちにローマ女の鑑と讃えられたそうです。2人の息子が死んだあとも、ナポリ湾の西端にあるミセーノに引退したコルネリアの食卓へは来訪者が絶えず、知的サロンでありつづけたといいます。
以上 文庫版「勝者の混迷(上)」より。

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キティちゃんのポップコーン屋さん

25日未明、サンタさんがもってきてくれました。掃除機のような音がしますが出来立ては結構美味しいです。

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年賀状を印刷しながら・・・

延々と続く年賀状のプリントアウト。手差しなので1枚ずつハガキ補給するためにプリンタを離れるわけにはいかず、かといって「ながら読書」をするには集中力が分断されてしまう作業です。困ったものです。
そこで思いついたのが、これまで投稿した「ブログの整理」という細切れ仕事。具体的には1つずつカテゴリをふってみることにしました。わが家の低スペックマシンでは、マルチタスクに負荷がかかりすぎてフリーズしてしまうリスクはともないますが、今のところ大丈夫なようです。(^^;
4月からスタートしたココログは、すでに250超にもなっていたので、1年の振り返りをするにもなかなか意義のある仕事です。あらてめて眺めると「田んぼ」「映画」「ベースボール」「ローマ人」といった話題が多いようでした。
毎回思いつきの投稿のため、脈略がなくて内容が浅くなりがちだなあと反省しつつ、来年は何か一つのテーマを深耕ができたらと感じました。

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Googleのシロクマ君

最近ずっと気になってます。アテネオリンピックのときにも競技種目ごとにイラストが変わって面白いなと思ってましたが、今の時期はシロクマ君の親子が水をまいたり、雪合戦のような雪玉をつくっていたり、それに色を塗っていたり・・・。何をしているのかと思いきや、実はアイスクリームをつくっていたようです。どこからか「可愛い~」という黄色い歓声が聞こえてきそうな微笑ましいイラストです。
ちなみに、Googleでは特別ロゴといって、ハッピーニューイヤーだけでなく、レイチャールズの誕生日、金星の日面経過、母の日、アルフレッド・ヒッチコック誕生日などなど、さまざまなロゴを使って祝日やイベントを祝っているようです。
トップページの「Googleについて」のところから入ると、今までに使用したロゴを展示しているコーナーがありました。過去のロゴをみているだけで「そういえばこんなのあったなあ!」と楽しめること請け合いです。ホームページに指定しているので、いつのまにか記憶に残っているという点がすごい!というか恐るべし!というか。

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Gun#1

gunもう嬉しくて!ココログとわたしの記事が当選しちゃいました。(^o^v

ココログ1周年記念のプレゼント企画に応募したのですが、昨日、岩村選手のGun#1という直筆のサインが入ったベースボールカードが家に送られてきました。いまニヤニヤしながらこの記事を書いております。やったー!

今季4度目の神宮ヤクルト戦にて、熱燕的スワローズファンというRookie’s BAR さんからトラックバックをいただいたときの気持ちを書いたのがポイント高かったかもしれません。およよさん、ありがとうございました!また、黙ってブログを読んでくれていた職場のみんなにも感謝します。
人とのツナガリが最高のクリスマスプレゼントになりました。

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今夜此処での一盛り

今日はこれから、3年前いっしょに一仕事をしたプロジェクトのメンバーと同窓会です。楽しみ!@モブログ

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冬至の晩に

風呂に入ろうとしたら、子どもが「みかんが入っているよ!」と。きょう12月21日は冬至だったようですね。
狭いユニットバスに柚子が1個だけ浮かんでましたが、とてもいい香りで、湯に浸かりながら爽やかな気分になれました。でも、しぼり汁で体を洗おうと柚子をつかんだ瞬間に悲劇が。「ぐしゃっ」とあっけなく逝っちゃいました。来年はわざわざ搾ろうという気が起きない程度の数は浮かべたいものです。
冬至はもっとも夜が長い日。先日録画しておいた「デッド・ゾーン」でも観ようと思いきや先約あり。何と今週から11夜連続で冬のソナタ完全版が放映中なのでした。永久保存版をつくるんだそうで、逆に、絶対にテレビの主電源を切らないようにと釘をさされました。様様様様め!

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予算案

小泉首相が「メリハリの利いたいい予算に仕上がった」という2005年度予算の財務省原案。ポジティブ報道、ネガティブ報道、いずれもネットで拾い読みしてみました。

ポジティブ報道
・4年ぶりに新規国債の発行額が減。「前年度当初比マイナス」という公約達成。
・一般歳出の3年ぶりの削減。
・景気回復で法人税や消費税などが伸び4年ぶりの税収増加。
・前年比約3兆円の赤字額減少による2年連続のプライマリーバランス改善。

ネガティブ報道
・歳出削減だけではもはや限界だ。
・消費税率の引き上げ論議が浮上する。
・国債残高538兆円で過去最悪。
・先進国の中で最悪の危機的状況。

なかなか改善しないプライマリーバランスにしろ、増え続ける国債発行残高にしろ、ネガティブの多くは、過去に増発した景気対策のツケが理由だといえましょう。過去から積みあがってきた負の資産について、単年度予算のなかで評価しようとすること自体に無理があるように思えます。むしろ、単年度予算に対する評価であるならば、歳出を抑え、新規国債発行を減額、増えたのは社会保障と科学技術のみ、公共事業と防衛もマイナスという事実について、もっと評価する報道が多くてもよさそうなのに・・・というのが率直な感想。たとえ小さな変化であっても「流れを変える」兆しと捉えたいです。
ただし、これもって「構造改革が着実に進んでいる」とするには抵抗感があります。今後も社会保障費の増加、国債の利払負担などは避けられないため、結果的に増税で賄うのはやむを得ないかもしれません。しかし、「スリム化なき負担増」にならないよう、増税のまえにまずスリム化を断行してほしいものです。いまの財政状況こそ、問題の先送りが生んだ病むべき構造だと思うので。

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ぞうりあみ

少しまえ、メールでこんなタイトルの案内がきました。漢字で書けば「草履編み」です。11月の上旬にだっこくを体験し、残った「わら」をつかって11月の下旬には「縄ない」教室があって、今日は「ぞうりあみ」に参加してきました。6月に田起こしや田植えから始まった米づくり体験教室なのですが、ほんとうに毎回申し訳ないほど楽しませてもらっています。(^_^v
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昔は自分の足の指に引っ掛けながらぞうりを編んだといいますが、今回は「ぞうり編み台」という、だれが考案したのか感心するほど便利な道具があって、思ったより楽に(?)作業することができました。まず、ぞうりの芯となる縄を、この台の3本の爪に引っ掛けます。こうしてピンと張って3本並んだ縄の下から左手の3本指を差し込んみます。常に自分の方向に縄を引っ張りながら、ぞうりの先端から編みあげていきます。このとき左手の指を広げるようにしないと、ぞうりの幅が狭くなってしまいがちで、何度もやり直しをしました。編みこむ素材は「わら」でもいいのですが、最近では「ニット」のような布を編みこんで、フローリング床でも履けるようなちょっとオシャレな室内履きをつくる人も多いとのこと。今日はあらかじめ約4cm幅×60cm長に裁断したTシャツの古生地を持参し、わらと順番に編みこむことにしました。
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細かいことをいえば、古生地は繊維の向きを考慮して裁断する必要があったようです。すぐに丸まって編みにくかった理由はそんな所にあったようです。また、素材を継ぎ足していく場合、左巻き、右巻きと交互に編みこんでいかないと片側に傾いてしまうのだと教わりました。うーん、いつもながら奥の深い世界に感心します。
そうこうして、ほとんど手取り足取り状態で1時間強。ようやく片方のぞうりが編みあがりました。お手本として横に置いてあった達人の作品と一緒に記念写真。当然、右足側が達人の作品な訳ですが、実は自由が丘のショップで一足1800円とか3000円で売られているとのこと。すげえ~。でもそれも安いかなと思うほどの出来映えなのです。子どもは出来上がったぞうりを履いて早速あたりを歩いていました。履き心地はまあまあ!とのこと。個人的には「たいへんよくできました!」。
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【ローマ人の物語5】穏やかな帝国主義

ヨーロッパとアジアにまたがる地方を統治していたアレクサンダー大王の没後、この地域はマケドニア、シリア、エジプト、そしてギリシアの都市国家といった国々に分立しました。これらのヘレニズム諸国を支配していたのは、いずれも百人いれば百の意見が並び立つというギリシア人でした。マケドニアの侵攻に対し、支配されることに慣れていない気高いギリシア人は、当時の新興勢力ローマを利用して追っ払おうとします。ギリシア文化にあこがれていたローマ人はギリシアからの要請を快諾し、ローマ対マケドニアの戦いがはじまりました。

p109 ギリシア人には、ほとんど信じられないことであった。他民族であるローマ人が、危機に瀕していたギリシアの独立と自由を救うために、彼らの費用で彼らの血まで流して闘い、しかもその後で全軍を撤退するということが信じられなかったのである。

マケドニアを壊滅させるほどのローマの快勝でしたが、この戦いを指揮した将軍フラミニウスの宣告を聞いたギリシア人の反応です。そもそもマケドニアにお灸をすえる位にしか考えていなかったローマは、いつものやり方を採用したのです。ハンニバル戦争後も一貫して採用してきた「穏やかな帝国主義」です。帝国主義とはいえ、いわゆる軍事力で他国を押さえつける侵略主義とは少し違うようです。それは、支配・被支配の関係ではなく共存共栄の関係です。

p136 嫉妬は、隠れて機会をうかがう。機会は、相手に少しでも弱点が見えたときだ。スキャンダルは、絶対に強者を襲わないからである。

もはや地中海の覇者となったローマの重鎮スキピオの弱点は、健康状態の悪化にあらわれたといいます。もともと反スキピオ派であったカトーが500タレントの使途不明金を告発し、スキピオは市民集会で裁判にかけられます。これまでローマの穏やかな帝国主義を引っぱってきたスキピオは失脚し、別荘で静かに死んだのと同じ年、偶然にも盟友ハンニバルも毒薬をあおって死んでいます。ローマ軍の一隊長に追い詰められ、身柄の引渡しを求められたのを知って自害したといいます。ちなみに、スキピオの公金横領の疑いは濡れ衣であったことが死後証明されたとのこと。ローマの稀代の英雄の最後にしては何ともやりきれない話です。
以上 文庫版「ハンニバル戦記(下)」より。

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蓮&さくら&美咲

師走になると年間○○ランキングが多いようでブログネタに事欠きません。今日も明治安田生命が毎年やっているという名前ランキングを見つけてしまいました。しかし男の子の名前NO1が「蓮」君とはちょっと意外でした。いい名前だと思いますが、自分の周りにそういう名前の子は一人もいません。
何はともあれ、わが子2人の名前がベスト10に入っていないことを確認して安心したあとは、やはり自分の生まれた年のリストを見てしまいますね。ベスト10のうち6つが漢字一文字の名前になっていました。今の時代、このリストの中にある名前をもったアニメの主人公がいたらちょっと浮いちゃうかも。自分たちは親になってしまったのだなあとつくづく実感します。

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フィッシング

悪人が釣り糸を垂れて獲物を待ち構えている様子がイメージされますが、フィッシング詐欺のフィッシングとは魚釣りのことではなかったのですね。知りませんでした。語源はたしかに 【fishing】だそうですが、偽装の手法が洗練されている(sophisticated)ことから【phishing】と綴るようになったとか。(参考:IT用語辞典e-Wordsより)
でも、「ポルシェ当選!」に騙される人は本当にいるんですかね。

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一石三鳥の「コンテンツ投資」

プチ投資家気分を味わえ、その道の“目利き”になれる。しかも「投資」の勉強にもなる。こんな面白い試みが始まっているようです。

映画や音楽CDなどのコンテンツ(情報内容)に投資して、売れ行きが良ければ、配当を受け取れるタイプの個人向けファンドが次々に登場している。元本割れのリスクはあるが、情報開示なども進んでおり、個人が投資しやすいようにリスクを限定した商品もある。作品に名前を載せてもらえるといった特典もあり、好きな映画や音楽家を応援する感覚で投資を楽しめる時代になっている。
         (12月14日読売新聞夕刊「くらしのマネー」コーナーより)
これからどんなコンテンツがヒットするのか?密かに目をつけていたものが華々しくデビューする場面を想像しただけでもワクワクします。ささやかながら投資家の一員となってクリエイターのデビューのお手伝いをするというのは夢のある話ですね。
ただし、これまで世に出ては惜しまれながら消えていった「優れたモノ」のことを思い出すと、必ずしも「世の中に受け入れられるもの=いいもの」「売れるもの=いいもの」とは言い切れない現実もあります。
当然、元本割れがどうだとか、儲かってナンボとかいう、シビアな投資感覚もあるとは思いますが、投資しようという人の心理状態としては、「自分が“いいな”と信じたもの」、あるいは玉石の中から「玉を選んだセンス」というものを世に問うてみたい、確認してみたいという気持ちが、大きな動機づけになるような気がします。あたかも、投資行為に経済的なROIを期待するというよりは、精神的なROIを期待するとでもいうような。
いずれにしても「サッカーくじのような感覚で、好きな分野の“目利き”として投資を楽しめるようになれば・・・」という音楽ファンドを扱う社長さんのコメントが、すごく的を射ているような気がしました。
まあ、自分でも随分とお気楽な見方かな?とは思うのですが。。。

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ポール・オースターの幽霊たち

GHOSTS少し前、近所の本屋さんで、いろいろな雑誌の編集長おすすめの一冊(・・・だったかな?)とかいうフェアをやっていて、そのときにレコメンドされていたのがこのポール・オースターの「幽霊たち」でした。冒頭の出だしである

まずはじめにブルーがいる。次にホワイトがいて、それからブラックがいて、そもそものはじまりの前にはブラウンがいる。・・・
という部分は、書評等でおなじみのフレーズのようです。ポール・オースターを手にとったのは、実はこのときが初めてだったのですが、このフレーズを読んで、まんまと惹かれてしまいました。
主人公である私立探偵ブルーが、依頼人のホワイトから、アパートに一人暮らしのブラックという男を見張ってくれと依頼されます。アパートにこもって何か書きものをしているブラック。その様子を監視しながら、何かが起るのをひたすら待ち続けるブルー。最初のページでは、抑揚のないブルーの仕事を、映画のカメラでも回すように第三者の視点から追い続けます。通勤電車の中で、なんか退屈な本だなあと思って読んでいたら、あるときから話が動き出していきます。焦燥感、疑念に耐えきれなくなったブルーが変装してブラックとの接触を試みるのです。やがて意外な結末が・・・。
とはいうものの、なんか消化不良というのが読後の率直な感想。ラストを読んで困惑、一回読んだだけではわからない本だったというスイカさんと同じ印象をもちました。鏡に鏡を映すような、現実と非現実が混じりあった不思議な世界です。他作のあと、もう1度読んでみたい感じがしました。
偶然にも職場ではオースターファンが多かったようで、前の席に座っている同僚が「ムーン・パレス」を貸してくれました。あとがきにありましたが、オースター自身の青春時代をモチーフにしたというこの本も、けっこう評判がいいみたいですね。少しずつ読んでいこうと思っています。

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【ローマ人の物語5】ハンニバル敗れる

p80 十四年前にカンネの平原で起ったのと同じ状態が、ザマの平原で再現された。ただし、相手を変えて。

ザマの会戦で若き武将スキピオが率いるローマ軍が完勝しました。しかも、歩兵と騎兵の双方をつかって敵を包囲して全滅させるというハンニバルとまったく同じ戦術で。まさに「ハンニバルがイタリアでやったことと同じことを自分はアフリカでやる!」と公言したスキピオが初志貫徹したわけです。ところで、このザマの会戦には有名な後日談があるそうです。数年後に偶然出会った2人の会話です。
 ス:「われわれの時代で最も優れた武将はだれだとお考えですか?」
 ハ:「マケドニア王のアレクサンドロスだ。」
 ス:「ならば2番目に優れた武将はだれですか?」
 ハ:「エピロスの王ピュロスだ。」
 ス:「それならば3番目に優れた武将は?」
 ハ:「間違いなくこの私自身だ。」
 ス:(思わず微笑して)「もしもあなたが、ザマでわたしに勝っていたら?」
 ハ:「それならば、わたしの順位はピュロスを越しアレクサンドロスを越して1番目にくる。わっはっは!」
 (注:多少演出をほどこしました。^^;)

p53 優れたリーダーとは、優秀な才能によって人々を率いていくだけの人間ではない。率いられていく人々に、自分たちがいなくては、と思わせることに成功した人でもある。持続する人間関係は、必ず相互関係である。一方的関係では、持続は望めない。

親友というものを生涯知らずに過ごしたカルタゴの武将ハンニバル、人なつこく開放的で会った人は敵でさえも魅了せずにはおかなかったというスキピオ。対照的な名将2人の共通点として、塩野氏が挙げた優れたリーダーの条件です。スキピオのほうは何となく分かりますが、少しも打ちとけた感じがなく、追い詰められても孤高を崩さないハンニバルに、なぜカルタゴ兵士(しかも多くは傭兵なのに)は最後まで従い続けたのか。その理由を、天才的な才能をもちながら困難を乗りきれないでいる男に対する「優しさ」だとする見方は面白いと思いました。カルタゴの兵士は、寒さにも暑さにも無言で耐え、休息も惜しんで地べたに眠る大将を気遣い、そばを通るときに武器の音だけはさせないようにしたといいます。さしずめ「サスティナブルな人間関係のためには、あえて弱みをみせることが肝要。」といった感じでしょうか。
以上 文庫版「ハンニバル戦記(下)」より。

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神社のマーケティング?

七五三のお参りにいった鶴岡八幡宮からDMが届きました。崇敬者の皆様へとなっています。どうやら新年祈祷の案内のようです。少し驚きです。正月三が日で200万人もの参拝があるという八幡宮にあって、DMはどういうセグメントに対して発送されたのだろうか?大いに関心があるところです。
そんなことを思いながら公式サイトを訪ねてみると、神社らしからぬ(?)斬新なつくりにまたまた驚き。mountain(山?)→pacific ocean(太平洋?)→human(人?)と遷移するFlash画面には謎めいたものを感じてしまいますが、コンテンツはいたって丁寧で、見る側の視点にたった見やすいつくりになっています。メルマガの読者像はどんな人なんだろうか?と思ってしまいます。
「今後もこのような案内物をお送りしてもよろしいですか?」という、明らかに個人情報を意識したシートが入っていた点も、もはや一般の事業体の取り組みと変わりません。
これまで自分のなかでは「組織」として意識することのなかった神社ですが、このような囲い込み戦略や、Webマーケティング、もはや民間企業並みに経営努力が求められているということかもしれませんね。
041212_2341紅茶のティーバックのような「お屠蘇(とそ)の素」が入っていたのは嬉しかったです。大晦日の夜に、この袋にみりん、または清酒約1合に浸して充分に薬味を浸出させて、元旦これからの1年間の健康と息災を祈念していただくのだそうです。原材料名=陳皮、桂皮、花椒、蒼朮、丁子、防風、桔梗とあり、ほのかにニッキのような香りがしました。(※朮「をけら」という漢字を探すのに一苦労でした。)

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4文字で表現する今年の世相

つい先日、流行語大賞の発表があったばかりですが、こっちも「うまいっ、座布団3枚!」と言ってしまいたくなる秀作ぞろいです。住友生命が毎年行っている創作四字熟語の入選作品50編が決定したようです。
優秀作品「仙台一遇」にエントリーした人が9人もいるのには驚きです。杜の都・仙台にとってはまたとないチャンス!の意だそうです。でもこの中に仙台人が一人もいないところが個人的には笑えました。様様様様で「ヨン様」とは巧いですね。
しかし、考えた人もすごいと思いますが、たった4文字で世相を斬ってしまう漢字の表現力にはあらためて脱帽です。

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1年間延長

イラクへの自衛隊派遣が1年間延長されることが決定しました。国際社会の一員としてイラク再建を支援する責任があり、石油資源の9割を中東地域に依存している日本にとって、イラク支援を進めることが中東の安定をもたらし、エネルギー確保という国益にかなうという小泉首相の説明は、たしかにそのとおりだと感じます。

各国のイラク復興支援部隊派遣状況(2004年12月1日現在)
  アメリカ     約13万8000人
  イギリス     約8500人
  イタリア     3085人
  韓国       約2900人
  ポーランド    約2400人
  ウクライナ    1589人
  オランダ     約1300人
  オーストラリア  約920人
  日本       約800人
  ---以下略---
  計 30か国 約16万3000人
             (12月10日読売新聞朝刊2面より)
国際社会の一員としての責務とは?、それぞれの国にふさわしい支援とは?そう思ってこのリストをみたとき、あらためてフランスやドイツといった欧州大国がないことの違和感を感じます。サマワで治安維持にあたっていたオランダ軍も来年3月には撤収するといいます。日米同盟による復興支援を継続するのとあわせ、引き際、すなわちどのタイミングでどう撤退するかという「出口戦略」を十分検討し、万が一の事態にはすぐにアクションが起こせるように準備しておくことが重要だと感じます。そして1年間延長を決断したからには、他国のために働いているわが国の自衛隊員に対し、国としてより一層の安全確保への配慮をお願いしたいものです。

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何ひとつうわべ通りではないのだ

recruit映画「リクルート」を観ました。老獪なアル・パチーノと、息づかいまで聞こえてきそうなコリン・ファレルの熱演が光ります。MITのエリート学生ジェイムズ(コリン・ファレル)が、CIAの採用担当者であるバーク(アル・パチーノ)にスカウトされるところから物語が始まります。スパイの候補者として選ばれたジェイムズは、レイラ(ブリジット・モイナハン)らとともに過酷な訓練をうけます。どこまでがテストでどこまでが現実なのか、何が真実で何が嘘なのか、だれが敵で味方なのか、観ている方まで騙されてしまうハラハラドキドキのサスペンス・アクションです。
なぜ信頼や愛までも利用し、自分を犠牲にしてまでCIAのスパイとなるのか?ファームと呼ばれる養成学校に入学した者に対して教官バークが言っていました。それは金やセックスや名声のためではない。世の中にある正邪の「正」、善悪の「善」を選ぶ正義の信念があるからだと。
映画のなかに登場する「スパルカス」や「アイス9」、レイラがいつも持ち歩く「コーヒーポット」など、敵や相手を欺くための小道具がいい味をだしており、それがホンモノなのかニセモノなのかに意味をもたせる演出が、いっそうストーリーに緊迫感を与えているようです。
こうした多くの伏線が敷かれながらストーリは進んでいき、最後のシーンでは、一瞬にして善悪が入れ替わり、ジェイムズが追い求めていた謎も解けます。これすら仕組まれた罠の結果であり、まさに「何ひとつうわべ通りではない」のです。「もう信じるふりができない。だから逃げだすのだ。」というバークのセリフだけは本音だったように思いました。

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祝)光ファイバー開通

いま帰宅。マンションの1Fにこんなポスターが。てなわけで高速道路は走れるようになったようだ。でも、クルマは軽のままなので、もっと大きいクルマ買い替えたら考えることにしよう。@モブログ

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【ローマ人の物語4】ローマを守リ抜いた4人の武将たち

カンネの戦いでハンニバルに大敗したローマでしたが、貴族と平民が分裂することなく一枚岩になって最後の砦を守ったのでした。逆に、南イタリアの大部分を支配下におくことになったハンニバルは、守ってやるべき同盟国や都市がふえたがために、これまでの攻めから守りへと立場が変わっていきます。一匹しかいない猫のいぬ間にはびこるネズミの戦略をとるローマに翻弄されているようにもみえます。その類稀な才能がゆえに、常に先頭にたって戦うことを運命づけられた武将ハンニバルの弱さともいえましょう。引き続き文庫版「ハンニバル戦記(中巻)」です。

p150 第二次ポエニ戦役中でも、ローマが最も苦境にあったと思われる紀元前215年から前211年までの四年間、つまり防戦に専念することを強いられた四年間、後方の元老院とともに一糸乱れず、対ハンニバルの最前線に立ちづづけた武将が四人いる。

スキピオが現れるまでローマを守ったのは地味ながら個性豊かな4人の司令官でした。はじめは「ぐず男」のちに「イタリアの盾」と呼ばれたファビウスが得意にしたのは持久戦法。ローマの名門貴族クラウディウス家の出身であるマルケルスの積極的な戦いぶりは「イタリアの剣」と呼ばれます。ローマへの愛国心などもたない奴隷たちを訓練し戦力化したグラックス。彼が率いる「奴隷軍団」の活躍はムチではなく忠誠心に基づくものだったといいます。武将としてより外交や行政の才能に恵まれたレヴィヌスの真骨頂は、同盟国との交渉、反対勢力による蜂起の工作といった外交戦に発揮されました。仮にこの場面を映画にするとして、この4人のキャスティングを決められる立場にあったなら、それぞれだれが適任であるか、大いに悩みまた楽しめることでしょう。

p214 兵士たちには、海神ポセイドンが昨夜夢枕に立ち、潟の中の道案内に立ってくれることも伝えた。だから、すべては神にまかせよ、と。

カルタゴ軍の裏をかく奇襲をまえに、ローマの若き武将スキピオが兵士にむかって演説したといいます。もともとローマきっての名門貴族であるコルネリウス一門の出であるというだけでなく、演壇に立つだけで映えるイケメンな風貌、晴朗な人柄がかもし出す雰囲気には人を惹きつける魅力があったようです。そのことを彼自身が一番良く知ったうえで、この虚言ともいうべき群集への働きかけ。スキピオの場合、もちろん戦闘前の周到な準備を行ったうえでの話だそうですが。
カリスマ的リーダーには自信みなぎる演出力が不可欠なようです。マネジメント正体という本のなかで、「カリスマ性は身につけられる」という一節があったのを、ふと思い出しました。

p209 天才的武将というのは、部下の兵士たちの心をつかむためには、自分の母を神々の一人と姦通させることくらいは朝飯前、という人種でもあるらしい。

という塩野氏の言及も印象的でした。

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要再検

先の定期健康診断の結果通知票に「要再検」の文字が印字されてしまいました。今回は肝炎による入院からちょうど1年経ったこともあり、謙虚な気持ちで再検査にいってきました。月日は百代の過客にして、そこには当時お世話になった看護婦さん、受付のお姉さんの姿はありませんでした。
今日は血液と尿を採取しただけ。次回はいつ来たらよいか尋ねたところ、1週間~10日後に結果がでるから電話してみてくれとのこと。多忙な(?)ビジネスパースン向けに、遠隔診断フィードバックサービスがはじまったのかと思いきや、「結果が出ているかどうかをお答えできます。内容については来院いただいての診察という形になります。」とのこと。むべなるかな。

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川を登る

近くの川を上流にむかってサイクリングしました。日常では気づかない小さな発見が多く面白かったです。ほんとは鎌倉にハイキングにいく予定だったのですが、週末に天気が崩れたためキャンセル。山ではなく川を登ることに。

「川を登る」

電車の駅3つ分の遠征
どこに行こうかと地図を広げた末の結論
われわれは川を登るのだ

どこまでも続きそうな川縁の道
規則的に現れる土手の起伏
いつもクルマで通過していたあの橋だ
どんな橋にも名前があるというあたり前のことに気づく

意外なほどにペダルを踏む力は変わらない
時折振り返ると みんなの笑顔が見える
素直に幸せな気分になれる

風呂場のオモチャのようにカモが浮かんでいる
水面に反射する光がまぶしい
もう一方にはマンションのベランダ
小さな川は生活の裏側を静かに流れていた

散歩する人を何人追い越しただろうか
やがて家具屋のカンバンがみえた
いつもは通勤電車の窓からみているものだ
走り出してから はじめて橋を左折した

帰りは違う景色になるのだろうか
来た道を振り返りながらつぶやいてみた

(cozy作 2004.12.5.)

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ミスター・ビーン

子供といっしょに観ていたらゲラゲラ笑ってました。映画中にセリフがほとんどなく、DVDでも日本語吹き替えはないのですが、ビーンの表情や独特な体の動きをみているだけで面白さが伝わるようです。容貌はいい大人なのに、心は子供のままのビーン。そんな主人公に同化してしまうのでしょう。ドタバタコメディにしてはどこか品があり、センス溢れる仕上がりになっているのはさすがです。

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ココログとわたし

トラックバックという言葉に反応したのがキッカケです。初めて聞いたとき、何かを期待させることばの響きにカッコよさを感じました。それでココログをはじめたのが4月2日。周囲に内緒ではじめた「つもり」だったのですが、独りごとの日記とはいえ毎日新規で投稿していると何となく自慢したくなっちゃうのが人間の性。ブログやってるんだ!と同僚に話したことが運の尽き。間をおかず職場に居る「検索の達人」に突き止められてしまっていたようでした。
そんな事情も知らず皆で飲みにいったとき、・・・ああそれね前にブログに書いたよなあ、・・・そうそう、オレもそう思ってブログに書いたんだよね、と異常にツナガル話ばかりがでるのです。・・・えっ、それって昨日書いたぞ!と思ったときには流石に顔色が変わったのでしょうね。(^^; すでに1ヶ月以上も前から知っていたんだよと打ち明けられ、実は今日はそのお祝いだというのです。それまでログをみていたら、たしかに勤務先のドメインからのアクセスがあるなあとは気づいていたのですが、Googleの検索でひっかかっただけだろう位にしか思っていませんでした。その日、振られた話題に対して、普段より饒舌になっていた自分のことを思うと、かっこ悪すぎ。もう顔から火が出るほど恥ずかしかったですね。でも「よくネットでは人格が変わるというけど、○○さん(わたしのこと)は普段と全然変わらないね。」と言われたことは少し嬉しかったです。それまで背伸びをしたりカッコよく見せたいという見栄があったのですが、その出来事以来、自分以上でもなく自分以下でもない、素直な考え、気持ちを出していけばいいと気分がちょっと楽になりました。
この夏はよく神宮球場にヤクルトを応援しにいって、ブログを書いていたのですが、同じ日にライトスタンドにいたヤクルトファンの人からトラックバックをいただいときは嬉しかったですね。当時渦中の人、古田がセンター前に打って同点に追いついた場面、そのときの感動、臨場感が甦るような不思議な感覚でした。見ず知らずの人からのコメントやトラックバックほど励みになるものはないです。
この記事の投稿が236号目、よくもここまで続けられたものだと感心します。バックナンバーのリンク先も4月分~12月分と9つになって、自分のブログが成長していく様子が目に見えることも継続意欲につながっていると感じます。
というわけで、岩村選手のサイン入りベースボールカードが当たりますように!

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【ローマ人の物語4】ハンニバルの復讐

文庫版「ハンニバル戦記(中巻)」で描かれているのは、カルタゴの若き武将ハンニバルによるローマへの復讐です。「古代最高の戦術家」と呼ばれたハンニバルのまえに、こんどはローマが完敗します。カルタゴの(父)ハミルカル-(子)ハンニバル、ローマの(父)コルネリウス-(子)スキピオ、双方指揮官の世代をこえた因縁の対決でもあります。冷血で狡猾なハンニバルですが悪役の魅力が滲み出ています。

p118 ローマの崩壊は「ローマ連合」の崩壊によってしか実現しないと信ずるハンニバルは、今の時点での首都攻撃は時期尚早であると答えたのだ。

ハンニバルの目指した戦略はただ一つ、ローマ連合の鉄の結束にくさびを打ち込み崩壊させることでした。ローマと連盟関係にある諸国を力でねじ伏せるだけでなく、情報取引や金銭授受による懐柔、捕虜にとったローマ市民兵と同盟諸国兵に待遇に差をつけ、ハンニバル側についたほうが得だと思わせる巧みな演出も駆使しています。どこで戦えば、同盟国の離反にもっとも効果が挙がるかという計算までされています。戦いの流れをつくり、戦場において戦力以上のパフォーマンスを発揮するために、自分たちが優位になるように舞台をととのえる才能に秀でていたといえましょう。75万もの動員力をもっていたローマに2万6千で攻め入ったハンニバルが何よりも重視したのが情報収集と情報操作でした。そのうえでハンニバルのとった戦術は、包囲して全滅させるという作戦です。戦闘ではなく殺戮といえるほど凄まじいものだったようです。

p52 カルタゴ軍の宿営地でも、ハンニバルが兵たちを集め、彼らの士気を鼓舞する策に出ていた。ただし、カルタゴの若者は、ローマの名門中の名門貴族のコルネリウスとは、ちがうやり方をした。

象を率いての過酷なアルプス越えのあと、ハンニバルは指揮官として疲労困ぱいした軍隊の士気をいかに高めたのか。ローマのコルネリウスが、「われわれには輝かしい戦績がある。相手は敗者の残党だ。新たなる敵ではない。われわれの国土を、われわれ一人一人の家族を守るために戦おう!」と宣言したのに対し、ハンニバルのやり方は、捕虜にしたガリア人同志を勝った方を開放するという条件で決闘させ、その闘いの様子を兵士たちに見物させたのです。そして、「今観たことは見世物ではなく、おまえたちの現状を映し出した鏡なのだ。勝者になればローマ人の所有しているものはすべておまえたちのもになり、土地や金貨、市民権など望むものを与えよう!」と言い放ちます。ローマのやり方が名誉や愛国心に訴えかける理想主義だったとすれば、ハンニバルのやり方は、勝つか負けるか、生きるか死ぬかを強烈に意識させ、勝ったあとの具体的なイメージをみせる現実主義だったともいえそうです。

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今年の流行はバ・ビ・ブ・ベ・ボ

今年最も辞書検索された用語は「ブログ」だそうです。今年の流行語大賞にノミネートはされていたようですが、残念ながらトップテンには選ばれなかったようですね。ちなみに、水泳の北島選手の「チョー気持ちいい」が大賞、アニマル浜口の「気合だー!」もトップテン入りしていて、アテネ五輪が目立ちます。
どんな言葉がでてきたものだか振り返ってみると、、、
アキ
フォーアフター
セレ、 ライドア
ンチャー
ット
などなど、バ・ビ・ブ・ベ・ボ系の音韻をもつ言葉がなんと多いことか!わが家で家族おのおのが"はまったもの"を挙げていくに従い、このことは確信に至ります。
F:イ・ョンホン・・・韓流もいいけど和風もね。おかげさまでアニョハセヨだけは覚えた。
R:ースール・・・今年はよく神宮に行ったなあ。山積みのポテトチップスも早く食べろ~。
A:にほんごであそ・・・もうカルタ覚えたの?すごいねえ。けっこうけだらけねこだらけ(笑)。
K:ログ、田ん・・・日本人ってやっぱ農耕民族だよなあ。こつこつと。。。

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