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何ひとつうわべ通りではないのだ

recruit映画「リクルート」を観ました。老獪なアル・パチーノと、息づかいまで聞こえてきそうなコリン・ファレルの熱演が光ります。MITのエリート学生ジェイムズ(コリン・ファレル)が、CIAの採用担当者であるバーク(アル・パチーノ)にスカウトされるところから物語が始まります。スパイの候補者として選ばれたジェイムズは、レイラ(ブリジット・モイナハン)らとともに過酷な訓練をうけます。どこまでがテストでどこまでが現実なのか、何が真実で何が嘘なのか、だれが敵で味方なのか、観ている方まで騙されてしまうハラハラドキドキのサスペンス・アクションです。
なぜ信頼や愛までも利用し、自分を犠牲にしてまでCIAのスパイとなるのか?ファームと呼ばれる養成学校に入学した者に対して教官バークが言っていました。それは金やセックスや名声のためではない。世の中にある正邪の「正」、善悪の「善」を選ぶ正義の信念があるからだと。
映画のなかに登場する「スパルカス」や「アイス9」、レイラがいつも持ち歩く「コーヒーポット」など、敵や相手を欺くための小道具がいい味をだしており、それがホンモノなのかニセモノなのかに意味をもたせる演出が、いっそうストーリーに緊迫感を与えているようです。
こうした多くの伏線が敷かれながらストーリは進んでいき、最後のシーンでは、一瞬にして善悪が入れ替わり、ジェイムズが追い求めていた謎も解けます。これすら仕組まれた罠の結果であり、まさに「何ひとつうわべ通りではない」のです。「もう信じるふりができない。だから逃げだすのだ。」というバークのセリフだけは本音だったように思いました。

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» リクルート (2003) [嗚呼 Every day of a MOVIE]
好き度:★★★★★★★★★☆ 主演はアル・パチーノ、コリン・ファレル、共演にはブリジット・モイナハン。 ジェイムズ・クレイトン(ファレル)はMIT(... [続きを読む]

受信: 2004/12/20 00:18

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