« 寒い日はやっぱりラーメン | トップページ | 映画「ジュリアス・シーザー」をみた »

【ローマ人の物語11】ファルサルスの会戦

ポンペイウスを追撃するカエサルが、歩兵47000に対して22000、騎兵7000に対して1000という大幅な劣勢のなかでいかに勝機をつかんでいくのか。ポンペイウス側ではただ一人、カエサルの手のうちを知り尽くしているラビエヌスでさえ思いもつかない秘密兵器を投入しました。

p235 敵の主戦力の非戦力化に成功した側が、どの会戦でも勝者になる。

カエサルは、敵の主戦力を騎兵だと考えます。それを非戦力化するために"馬"という動物の本能に目をつけたのです。兎がうずくまっているだけでも立ち止まってしまうのが馬という動物なので、疾駆してくる敵の7000の騎兵の前に、2000の兵士が突然壁となって立ちはだかるという秘密兵器なのでした。

p254 「方式」(メソッド)とは、誰が踏襲してもそれなりの成果が得られるものでなくてはならない。駆使する者の才能に左右されたり、その場でしか適用可能でないとなっては、教材にはならないからである。

ファルサルスの会戦で、カエサルは、アレクサンダー大王もハンニバルもスキピオもしなかったやり方で勝利します。カエサル自らが、「教科書どおりに対処していたのでは勝てなかった」とガリア戦記に書いているように、彼にとって「軍事」とは「政事」を行うための手段だったようです。
以上 文庫版「ユリウス・カエサル ルビコン以後(上)」より。

|

« 寒い日はやっぱりラーメン | トップページ | 映画「ジュリアス・シーザー」をみた »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24960/3091118

この記事へのトラックバック一覧です: 【ローマ人の物語11】ファルサルスの会戦:

« 寒い日はやっぱりラーメン | トップページ | 映画「ジュリアス・シーザー」をみた »