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映画スパルタカス

spartacus「死によって自由人は楽しみを失うが、奴隷は苦痛をまぬかれる。奴隷にとっての自由とは死であるから、死を恐れない。われわれは勝つ。」こんな思いを胸に秘めた奴隷たちが、自由を勝ちとるために元老院が支配するローマ帝国と戦います。反乱を企てた奴隷たちのリーダーであるスパルタクス(カーク・ダグラス)の生きざまが強く、切なく、心にしみます。
自由を求めて故郷トラキアへ帰ることだけを望み、イタリア半島南端の港をめざすスパルタクス一行でしたが、ローマの威厳にかけてそれを許さなかった元老院は、クラッスス(ローレンス・オリビエ)を差し向け、反乱軍を制圧してしまいます。捉えられた捕虜たちに対し、クラッススは「スパルタクスを差し出せば命を助けてやる」といいますが、奴隷たちが一斉に「我こそスパルタクスだ」と立ち上がるシーンには鳥肌が立ちました。その結果、捕虜となった6千人の反乱軍は、ローマにつづく街道沿いに十字架にかけられてしまいます。
クラッススと元老院で権力争いを繰り広げるグラックス(チャールス・ロートン)ですが、ローマの内紛(ローマ人の物語では「勝者の混迷」のあたり)のなかで、あくまで民衆派としての信念を貫いた一人の政治家として描かれていたと思います。「政治は実利を計る仕事だ。欲しいものは罪人からでも買う」とまで言い放ったグラックスでしたが、最後にはスパルタクスの妻であるバリニアを奴隷から開放し、逃してやるのでした。十字架にかけられたスパルタクスを目の前にしてバリニアが旅立つシーン、「Good bye my love」「Good bye my life」というセリフには泣けました。3時間を超える大作でしたが一気に最後まで観ました。

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