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「やりたい族」と「なりたい族」

日本資本主義の哲学という本を読んでいて目にとまった言葉です。
著者である木村剛さんの造語だそうです。実は半年くらい前に読んだ本だったのですが、ここ数日間でますますヒートアップするメディアのっとり戦争をみつつ、久々にページをめくってみると実にタイムリーな一冊だと感じましたので、以下引用させていただきます。

P232 私は、人間には「やりたい族」と「なりたい族」の二通りがいると考えている。「やりたい族」というのは、たとえば「自分は部長になって、これをやりたい」という人。「なりたい族」は「部長になりたいから、これをやろう」という人のことだ。一生懸命に仕事をしているという現象面は、同じなのでなかなか判別しにくいが、じつはまったく違う種族である。
荒々しい資本の本性はルールの束で制御しなければならないとか、「おカネ儲け」をミッションにしてしまったのが米国資本主義、「経営陣を守ること」というどうでもよいことをミッションにしてしまったのが現在の日本資本主義ではないかなど、本質をずばっと言い当てている気がします。資本主義という大原則のもとで、ライブドアVSフジテレビの本質を考えようとしたときにヒントがもらえる本だと思いました。
話を戻すと、今のところ、「ホリエモン=やりたい族、フジサンケイ=なりたい族」という図式ではないと思います。テレビを手に入れた後でどんな事業をやりたいのか、社会にとってどんな新しい価値を生み出そうとしているのかが見えてこそ、「やりたい族」なのだと思います。もしも地位と権力(おカネを含む)を手に入れたいがための株の買収劇だとしたら、残念ですが彼も「なりたい族」だったということでしょう。
やりたい族がもっているのが野心で、なりたい族がもっているのが虚栄心といえば、ぴったり収まりそうです。
両者が、仮に違う"種族"であったとしても、一度くらい話し合いの席についてもいいんじゃないかと個人的には思っています。いずれにしても、木村氏のいうフェアな戦いをしてほしいものです。
と、好き勝手なことを言ってますが・・・

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