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クレオパトラふたたび

映画「レジェンド・オブ・エジプト」を観ました。数あるクレオパトラ物の一つです。私の中ではエリザベス・テイラーのクレオパトラがあまりにも輝いていたので、今回の作品は、全体を通じて少し印象が薄かった気がしてます。シーザー役は007の4代目ボンド、ティモシー・ダルトンでした。
クレオパトラが絨毯にくるまれて運ばれてくるところから、シーザーとのあいだに男児を出産、やがてシーザーがブルータスに暗殺され、こんどは副将のアントニーと恋におち、オクタヴィアヌスとのアクティウムの海戦に破れ、最期はローマの墓に追い詰められ、毒蛇に噛ませて自ら命を絶つというストーリーは、映画「クレオパトラ」そのものです。「クレオパトラ」のほうがDVD×2枚だったのに対し、今回の「レジェンド・オブ・エジプト」はDVD1枚に収まっているため仕方ありませんが、多少ストーリーが急展開である印象は否めませんでした。
本作では、クレオパトラ、シーザー、アントニー、いずれにも祖国の運命を背負った人間が感じるであろう重さや葛藤は描かれていなかったように思います。逆に、一人の人間としての感情や欲望が、そのままストレートに表現されており、物語としては分かりやすかったです。このまえ観たジュリアス・シーザーでは、ブルータスがローマという国を思うがゆえに、やむなく愛するシーザーの暗殺に至ったのに対し、本作では陰謀という側面が強調され、直情的な行為として暗殺シーンがあった点も対照的でした。
個人的な感想として、エリザベス・テイラーのクレオパトラが、高貴でゴージャスなエジプトの女王という印象があったのに対し、今回のレオノア・ヴァレラの方は、妖艶さや支配欲の強さをもつ娼婦のイメージがありました。どちらも違ったクレオパトラの魅力に満ちていました。

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