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父親がくれた一等賞に涙

映画ライフ・イズ・ビューティフルに涙。おとぎ話のようなラブ・ストーリーの末、幸せ一杯に暮らしていた家族ですが、ユダヤ人強制収容所行きの運命が待っていました。
別棟に収容された愛妻ドーラ(ニコレッタ・ブラスキ)への思いを胸に、過酷な強制労働に耐えるグイド(ロベルト・ベニーニ)は、息子ジョズエに対して、収容所で体験することのすべては大がかりな集団ゲームであって、一等賞を獲るために与えられた試練なのだと、世界で一番優しい"嘘"をつくのです。
この映画で描かれたナチスの強制収容所は「絶望や恐怖」のモチーフであり、どんなに辛く過酷な状況にあっても、信じることで希望は生まれるのだということを伝えるための舞台なのですね。直接的な残虐なシーンはありませんが、なす術のない絶望感が伝わってきます。レッシング軍医との再会が希望の一光になるのかと思いきや・・・。それでも、だれかを傷つけたり、攻撃することなく、「笑い」や「ユーモア」によって、救われる道があることをグイドは証明してくれます。コメディタッチな映画の前半にでてくる「意志があれば何でもできる」という、友だちから聞いたショーペンハウアーの話も伏線になっているようです。やがて、父親が我が子と約束した一等賞は現実のものとなり、奇跡は起こるのでした。
自分のために嘘をつく人間は多いが、愛する人のために嘘をつける人間はいるだろうか?多くの人に見てもらいたい、素直にそう思うすばらしい映画です!

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