« ちと早かったが・・・ | トップページ | 【ローマ人の物語14】帝政ローマへの布石 »

ナックルボールを風に

NQballプロ野球交流戦の開幕です。フルスタ宮城での楽天―巨人戦がテレビ中継されていました。クリムゾンレッドで埋め尽くされたスタンドは、鳴り物が禁止ということもあって、サッカーの応援かと思えるほど人の歓声がよく聞こえました。そんな自然体のプロ野球を新鮮に感じたのですが、きょうは巨人の前田幸長投手の投げたナックルボールが印象的でした。
ところで、山際淳司さんの「ナックルボールを風に」には、書き出しの1行目が魅力的な短編が詰まっています。わたしのお気に入りの作品の一つなのですが、たとえばこんな感じです。

監督とは、ベンチにいていかに得点をあげるか、常にそのことばかりを考えている、そういう人のことである。

ゲームには敗者が必要だ。
試合が始まる。その瞬間は誰もがヒーローになる可能性を秘めている。それはこのオレだと思いつつ十八人の男がグラウンドに向うのだ。

(以上「ナックルボールを風に」山際淳司/角川文庫より引用)

最初の引用は渋い顔でゲームを見つめていた楽天の田尾監督、後の引用は、きょう横浜スタジアムでの交流戦の9回裏、サヨナラ打を決めてヒーローになったベイスターズの村田選手、打たれたロッテの小林投手の明暗を象徴しているような気がしますね。
ドラマチックベースボール!です。

|

« ちと早かったが・・・ | トップページ | 【ローマ人の物語14】帝政ローマへの布石 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24960/4015178

この記事へのトラックバック一覧です: ナックルボールを風に:

« ちと早かったが・・・ | トップページ | 【ローマ人の物語14】帝政ローマへの布石 »