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第12回:学習コミュニティーの形成へ

放送大学「学習科学とテクノロジ」の第12回は、これまで紹介されてきた北米における5つの教育研究プロジェクトを振り返り、学習科学の社会的文脈を考察するというものでした。

WISEプロジェクトのリーダーであるマーシャ・リン氏によれば、これまで別々の研究領域として存在してきた「認知心理学」と「教育実践」には、共通の研究テーマがあるのだといいます。次の3点です。
1)新しい知識をどうやって生み出すか
2)知っていることと知らないことをどう見分けるか
3)自己の認知過程をどうモニタリングするか
これまで紹介されてきた各プロジェクトでは、これら3つの命題に関連する学習目標(「クラス内での目標」と「長期的な目標」の2つ)を掲げ、おのおの学びを支援するうえで、いかにテクノロジーが活用できるかを試していたのだと総括できそうです。

学習科学における研究者の関わり方について、LeTUSプロジェクトのディレクター、ルイス・ゴメス氏の面白いインタビューがありました。研究者の役割は、教員がもっている「教えたいこと」や「教育ビジョン」の具体化を手伝うことだという考え方です。さらに、教育現場での実証実験は、研究者にとって研究対象であるだけではなく責任であるのだともいっていました。自らLeTUSプロジェクトの中で「ワーク・サークル」として実践されてきた人だけに、学習科学は研究者と教員の共同作業であるという言葉に重みを感じました。

ようするに、研究する者と教える者が協働することで、持続性のあるコミュニティーをつくることが、学習科学の目指す究極の姿、社会的意義だということのようでした。

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コメント

cozyさん、こんにちは。

トラックバック、コメントありがとうございます。

勉強になります。

学習者のコミュニティーというのは、
おもしろそうですね。
コミュニティーと言うと、”実践コミュニティー”を思い浮かべますが、
つながる部分があるのかも、と感じました。

投稿: こばやし | 2005/07/01 11:20

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