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2005年7月

リグス4万7千人を黙らせる

きょうはリグス選手にホームランがでて試合が決まりました。阪神1-2ヤクルトで、スワローズがタイガースに連勝です。タイガースの誇るセットアッパー藤川投手が打たれた瞬間、ほんと4万7千人の観客が静まり返るのがわかりました。リグス選手のホームランは2本目で、交流試合の千葉ロッテ戦で打ったとき以来だったのですね。
打たれたのはスペンサーのホームランたった1本、先発好投の藤井投手に勝ち星がつかなかったのは残念ですが、7回表のチャンスの場面、藤井投手に代わって登場したユウイチ選手が、執念のセンター前ヒットを放って期待に応えてくれました。昨夜のような大勝もたまにはいいですが、きょうのような僅差のゲームをものにしてこそ、スワローズらしい野球ですね。
おかげさまで今週末はテレビ観戦を堪能することができました。

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プロ初完投&初完封


ヤクルトスワローズの館山投手が魅せてくれました。
プロ入り初完投、初完封(しかも四死球ゼロ)、おめでとう!
甲子園のゲームは阪神0-13ヤクルトで、スワローズが大勝しました。
館山投手は、毎回初球ストライクがおもしろいように決まり、タイガースの各バッターを追い込んでいく「攻め」のピッチングが見事でした。ヒーローインタビューもカッコよかったですね。


これだけ差がついてしまうと、9回表には阪神ファンから「古田コール」がでていました。こんなとき必ずファンに応えてくれるのが古田選手。13点目となるスワローズ22本目のヒットを放って大声援に応えていました。東京音頭に合わせたタイガースファンの歓声も聞こえました。最後までとことん楽んでやろうというタイガースファンの心意気、パワーには恐れ入ります。

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6.25%のエリートになれるか?

本棚を眺めていて久々に読み返してしまいました。いいことが書いてあります。何かやりたいことがあったら、まずやってみること!、そして続けること!これが大事ですね。

世の中に何かしたいと思っている人が半分いるとする。それで50%。そう思っている人たちの中で、自分のしたいものが具体的にある人がその半分、つまり25%。それを実際にやった人、やったことのある人が半分いたとして12.5%。そして、今もずっとやり続けている人がその半分いたとすると6.25%。全体の中の6.25%といったら大変なエリートではないか。
(木村裕一著「きむら式童話のつくり方」より)


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君がいた夏は 遠い夢の中~♪

きょうは先日の土日出勤の振休をとりました。
午前中、買物のためゲームセンターの横を通ったら、聞き覚えのあるメロディーが。
「太鼓の達人」から流れてきたのは、

君がいた夏は 遠い夢の中~♪
空に消えてった 打ち上げ花火~♪
そう、神宮のスワローズの応援でおなじみの「夏祭り」ですね。
さきほどまで観戦していたサマーナイター(ヤクルト対広島)の結末は、この夏祭りの歌詞を思い出したくなるほど切ないものでした。
オールスター前の巨人戦ではゴンザレス投手が崩れ、きょうはスワローズの頼れる守護神、石井弘寿投手が大乱調。まさに遠い夢の中のようでした。新井選手(広島)の打ったジャストミートの26号逆転3ランホームランが、文字どおり打ち上げ花火のように夜空に消えていったのでした。6回ウラ、打線が何とかつながって3点を追加したときには「夏祭り」を気持ちよく歌っていたのですがねえ。。。
若松監督が後半戦のキーマンとしてあげた2人、ラミレス選手が2回ウラに先制ホームラン、8回表にピンチで登場した五十嵐亮太投手も、ヒットを打たれながらもきちんと締めていただけに、とても悔やまれるゲームです。先発好投のガトームソン投手にも勝たせてやりたかった。

スコアは4-1、点差は3点。1塁側のブルペンで61番と53番が並んで投球練習をしているのをみて、半分勝ったも同然でいたのが甘かったですね。五十嵐投手がマウンドに向かうシーンは、久々に盛り上がったのですが。。。
明日こそ勝って!
ZEEBRAさんプロデュースの演出が少し変わったようですね。まえより好きになりました。これまでワンパターンな感じがして馴染めなかった映像やテーマ音楽ですが、選手それぞれの個性に合わせて少しずつ変えられていて好感がもてます。電車?が走り抜けるようなカットも躍動感が感じられます。

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ブログ資本主義

本屋でみかけた雑誌の特集が気になって買ってしまいました。個人的に関心をもったキーワードをいくつか拾ってみました。

■知識の銀行
「はてな」の近藤氏の「ブログとかインターネットって、知識の銀行みたいだ。・・・」というコメントが面白かったです。ネットに自分の意見や感想を預けると、それらに利息がついて2倍とか3倍になって返ってくるという喩えです。ここでいう利息とは、もちろん他の人がくれたコメントのことです。「お金」ではなく「知識」を価値の中心において言い換えたところが、まさに「ブログ資本主義」を言い得て妙だと思いました。

■編集力
「ユーザーが発信した情報をいかにアウトプットに生かすか。サイト運営者の編集能力こそ競争力の源泉だ。」とは、ネット版「地球の歩き方」的存在という「フォートラベル」を立ち上げた津田氏の談です。旅行者の口コミ情報を、テーマ別、エリア別、世界遺産別などにうまく編集したコンテンツをポータルに販売して収益を上げるビジネスモデルを確立し、立ち上げ後わずか10ヶ月でこのビジネスを12億円で売却したのだそうです。

■ロングテール理論
20%のヒット商品が売上の80%を稼ぎ出すという常識に対し、残りの80%にあたる不採算商品でも、ネットの世界では売上に貢献するという概念で、米「ワイヤード」誌の編集長が考案したのだそうです。Amazonの事例では、商品アイテムを売上順に並べていったグラフの尻尾が、たしかに右に長く伸びているように見えます。ニッチ商品が金のなる木に変貌しうるという仮説が実証されています。
仕組みをつくって成功したU30の若き起業家が注目されがちですが、仕組みに乗っかってニッチな商品を粛々と生み出し、つくり続けることができる人もまた幸せなのだろうなと思います。

■サイ現象
韓流ブログは「サイワールド」が中心にあるようです。個人ホームページである「ミニホムピー」を中心に、知人ネットワークという新しい文化を作り出したこと、ごく親しい人たちだけに公開を限定したサービスを提供したこと、が爆発的な人気を得た背景だといいます。"密度の濃い関係"を好む韓国人気質ともマッチし、急速に口コミで広がったといいますから、日本のブログの広がり方とは少し違うようですね。サイワールドの日本進出を目論む韓国人幹部の「韓国のITはパソコン中心だが、日本は予想以上にケータイが主導的だ」という冷静なコメントもあり、国民性の違いとインフラの違いを実感させられる記事でした。

続きは週間東洋経済7月30日号でどうぞ。

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魔術はささやく

主人公の高校生、日下守が背負った3つの境遇が巧みに絡み合いながら進行します。1つめは「3人の女性の死」を追究すること、2つめは「犯罪者の息子」という烙印に打ち克つこと、3つめは「父親」を探すことです。
相変わらず、どきっとする人間心理の本質を突いた描写がでてきます。

P54 ただ、貪欲なのだ。守は思う。自分には足りないものはないが、同じように足りないものがない人間はほかにもたくさんいる。自分も十持っていて、隣の人間も十持っている状態で、その隣にいる人間に対して優越感を感じたいと思ったら、相手から何かを取り上げてしまうしか方法がない。そうしないと満足できない。
三浦のような人間-今は大多数がそうなのだ-が満足感と幸福感を得ようと思ったら、もう足し算では駄目なのだ。引き算しながら生きていくしかない。
裕福でスポーツマンで優秀な同級生三浦が、2つめの境遇を理由に、陰険で執拗な「いじめ」を繰り返すことへの分析です。
「火車」や「理由」と同じく、社会派ミステリーと呼ばれるジャンルに分類される作品だと思います。なぜ「魔術」なのか?が最後に解き明かされます。

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次は「ブイログ」?

ビデオ+ブログ=ブイログ(vlog)だそうです。
文章だけでなく短い動画をあわせて公開する仕組みのようです。
こちらの記事で知りました。

もはや完全に市民権を得た感じの「ブログ」ですが、映像メディアを扱うとなると、少し勝手が違うのかなとも思いました。

まず、人がみて楽しい、面白い、と感じる映像コンテンツを編集するには、それなりの腕がいると思います。どんなに短い動画であれ、専門性が必要になるはずなので、個人放送局を構えるようなプロ化が進む一方で、ブログ感覚でお手軽に参入したアマチュアは淘汰されそうです。ブログの登場によって、インターネットユーザー(個人)が、コンテンツを消費する立場からコンテンツを製作する立場に変わったとは、さんざん言われていることですが、映像を扱うことによって、さらにこの傾向は強くなりそうですね。

また、自分自身もある意味ではそうなのですが、匿名性という点に魅力を感じてブログを続けている人たちからすると、ブイログはリアルすぎるように感じるかもしれません。決して匿名性=無責任という意味ではなく、実名ではないからこそ投稿できたり、顔を見せていないからこそ本音が語れたり、相手にコメントを返すにしても、逆に状況や立場を「察する」ことができるという効用もあると思うのです。
実名を公開しているブログ(しかも相手を知っている場合)からTBを受けたり、コメントを頂戴したりしたとき、実名を明かしたくないと考えている匿名ブログのオーナーにとっては、ちょっと困ってしまったり、対応に気を遣うようなことがあるように、ブイログとブログのあいだの温度差が広がることも考えられそうです。大げさにいえば、「リンク」というブログのコミュニケーション文化が、根本的に変わる可能性すらあるような気もします。

ちなみに、さきほどGoogleで"ブイログ"とカタカナで入力して検索してみたら、ヒットしたのはたったの11件でした。同様にYahooでも6件でしたので、1ヶ月後これがどんな状況になっているかを知るのは、今から楽しみでもあります。

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ああ悔しい

神宮のヤクルトVS巨人戦。帰宅してからずっとテレビ観戦してました。
8回ウラの攻撃、2アウトからの連打、4点ビハインドからの同点劇には鳥肌がたちました。特に青木選手の狙いすましたような右中間の2点3ベースヒット、カッコよかったですね。そのあとの宮本選手も絶対に打ってくれるという予感はありました。そして、実は目立たないけど土橋選手の2ベースヒットが効いていましたね。この「いぶし銀」、きょうは3安打でした。

宮本選手の同点タイムリーでちょうどテレビ中継が終わってしまったため、ニッポン放送に切替えたのですが、9回表のまさかの悲劇にがっくり。それでもスワローズが9回裏、2アウト満塁まで粘りをみせてくれたのはせめてもの救いです。
タラレバは厳禁ですが、きょうは打線が頑張っただけに、川島投手、ゴンザレス投手、ともにピッチャーの替えどきが悔やまれるゲームでした。ああ悔しい。
それと、頭部に危険球を受けた宮出選手、大丈夫かな?調子を上げていただけにこれも悔しい。
オールスター前に5割に戻すことはできませんでしたが、後半戦に期待してます。

巨人   0 0 1 1 0 5 1 0 4     12
ヤクルト 0 1 1 0 1 1 0 4 0      8

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ハートフルコミューン

娘の誕生日プレゼントを買いにいきました。
プリキュアの「ハートフルコミューン」だそうです。携帯を模したおもちゃです。よく出来ています。ここにも「組込み技術」が実装されているのでしょう。おもちゃにもユビキタスが入り込んできました。
小さな液晶モニタに現れるペットは、サンリオのシナモンちゃんに酷似している気がしたのですが、ミップル&メップルなんだそうです。音声でしゃべるのですが、文字が表示されるのには不意を突かれました。本人は字がまだ読めないので、親は忙しくなりそうです。
いつでも、どこでもの誘惑に流されないよう、遊びの時間に「けじめ」をつけさせること、ペットをリセットする感覚が当たり前にならないよう命の大切さをしっかり教えること、これらは、おもちゃを与えた親の務めですね。

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映画:宇宙戦争

世界80ヶ国で同時公開された話題の映画「宇宙戦争」を観てきました。
「怖かった!」一緒に観ていた子供の感想です。個人的にもSFというより、パニック映画やホラー映画に近い感想を持ちました。リメイク流行の昨今、今日でこそ実現できる映像・音声技術の恩恵をフルに活かすことで新しい魅力を描くことに成功した映画ではないかと感じます。

エイリアンが操るトライポットの総攻撃によって、町が焼き尽くされ、逃げ惑う人々が次々に襲われていく映像と音響効果は、「世界最強国がたったの2日でこのざまだ」のとおり、一方的で凄まじいものです。スクリーンから目を背けるのではなく、私は釘付けにされました。もう逃げ切れないという絶望感、一瞬たりとも気の抜けない緊張感を味わうことができます。映画後半まで"敵"の顔がみえないというのは、余計に恐怖感が助長されていたように思えます。期待が大きかっただけに、ストーリーはごく平凡なものに感じられてしまいましたが、このリアリティあふれる映像を見るだけでも十分満足できる映画だと思いました。

主演トム・クルーズの役回りが、いつものように地位や才能に恵まれたヒーロー的な存在ではなく、家族を必死で守る地味で平凡な父親役であるところが意外でした。恐怖に怯え、泣きわめく幼い妹レイチェルを必死に守ろうとする兄ですが、その名前はアシモフ原作のSF小説にでてくる子守りロボットを想起します。

水滴中の微生物を顕微鏡でとらえたオープニングシーン、実はこの物語の重要な伏線になっていることに結末で気づくわけですが、少々唐突で、言葉足らずな感じが否めませんでした。火星人の侵略を描いたハヤカワ文庫の原作を読もうとしたら、オープニングは原作を忠実に再現していることがわかりました。

19世紀末、よもや地球人よりも進化し、地球人と同じく有限の寿命をもつ知的生命体が空の彼方から真剣に、しげしげと地球を観察していようとは誰も思わなかった。・・・
        (「宇宙戦争」H・Gウエルズ作/ハヤカワ文庫 SFより)

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横浜国際花火大会

7月17日は横浜の花火大会でした。赤レンガパークに昼前から場所とりに出掛けたことで、大桟橋に停泊中の「飛鳥」を正面に、右手にはマリンタワー、左手にはベイブリッジを望むことができ見る好位置をキープ。例年この場所で花火を観ているという友人家族とご一緒させていただき、段取りもスムーズに楽しい休日となりました。

いよいよ7時半からのスタートが近づき、振り返ってみればランドマークタワーが美しい。天気予報では夕方からの雨という天気予報に気を揉んでいましたが、こんなきれいな夕焼け空が見られるとはラッキーでした。それにしても、この人、人、人。

やはり間近に見える花火というものは迫力満点で、夜空にパーッと開く花に少しだけ遅れて届く、一発一発の大きな音が心臓に響きます。時折吹いてくる、気持ちよい潮風を頬にうけながら、夏が来たなあとしみじみ感じました。

花火大会が終わって暫くすると、どこからか汽笛が聞こえてきました。飛鳥が出航したようです。祭りのあとの寂しさを感じつつ帰路を目指しました。横浜を楽しめた長い一日でした。皆さん、おつかれさまでした。

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サマーナイター

夏休みの神宮球場はお楽しみ盛り沢山です。
スワローズ・サマーナイター2005in神宮です。昨年はラッキーチャンスで内野席(ペア)をゲットしました。やはりナイターは夜空の下での観戦が最高ですよね。
今年は帰省がてら、フルスタ宮城での楽天のゲームを観戦しようかなと目論んでいたのですが、すでに指定席はキャンセル待ちの状態。これにはビックリ。同じ考えの人が多いのかも。

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学習の評価

早いもので4月から聴講している放送大学「学習科学とテクノロジ」は、第14回目を数え来週が最終回となります。今回のテーマは、新しい教え方に対応した新しい評価方法でした。

なかでも米国の学術諮問機関が提唱したという「評価の三角形」という考え方が興味深かったです。ようするに「学習者が知っていること」を知ることが、評価にとっては大変重要なのだということです。
「評価といっても、やっていることは学習者の認知活動について、観察によってデータを集め、それを解釈するという作業に過ぎないのだ。」という説明がシンプルでいいと思いました。
kwsk

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やっと勝てた

強いタイガースに連敗中のスワローズでしたが、今日は勝ったようですね。しかも川島投手&石井投手の完封リレーとか。最近のゲームでは点をとっては、次のイニングに逆転されるか追いつかれるという消耗戦が続いていたので、1―0のスコアで勝てたのは心理的にも大きかったのでは。あとは、スワローズの各バッターには三振を減らしてほしいですね。つなぐ野球で力投するピッチャーに報いてあげよう!@モブログ

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モーテルの一室で80分続く男女3人の会話

登場人物は、麻薬の密売人ヴィンセント(イーサン・ホーク)、映画監督のジョン(ロバート・ショーン・レナード)、弁護士のエイミー(ユマ・サーマン)という、かつて高校の同級生だった3人のみ、映像は終始モーテルの一室だけという異色の映画「テープ」でした。
こんな限定されたシチュエーションなのですが、昔の"ある出来事"をめぐって、会話の応酬だけで表現される3人の心理描写にぐいぐいと引き込まれていくのは、脚本の妙に尽きる気がします。最後のどんでん返しには、まんまと一杯食わされました。
男性ならば、ジョンの追い詰められていく心理状態に同化してしまうのではないかと思います。
イーサン・ホークとユマ・サーマンの組み合わせはガタカ同様たしかに絵になるのですが。。。

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オールスターで諜報活動?

阪神に3タテを食らってしまったスワローズ。後半戦で巻き返しを図るための"秘策"はオールスター戦にありとか。
夕刊フジより。

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ビリーに教えて

放送大学「学習科学とテクノロジ」の第13回のテーマは、学習支援のためにテクノロジーがいかに活用できるかをまとめるものでした。

billysays今日の講義で一番面白いと思ったのはJasperプロジェクトで開発したという「ビリーに教えて」という教材です。
コンピュータ画面にビリー君が現れ、生徒にいろいろな疑問をぶつけてきます。それらに答えることで、あたかも自分がビリー君を教えているような状況を作り出します。
ところが、生徒の受け答えをコンピュータが裏側で処理していて、それに応じて返すコメントを変えているのです。生徒は自分がビリー君に教えているつもりが教わっていたことになる訳ですね。人に教えるという行動が、実は自分自身にとって一番の学習になっているということは実感としてよくわかります。
(注:写真は放送大学テキスト「学習科学とテクノロジ」P173)
これもテクノロジの使い方の一つであり、専門的には「コンピュータに知的作業を代行させる」という言い方がされていましたが、生徒にテクノロジを意識させない教材という点で興味深かったです。

三宅なほみ先生が最後に述べられていた「情報技術(テクノロジ)が進化することによって学びのチャンスが増えるため、「学び方を学ぶこと」の重要性が増していくだろう」というコメントには説得力がありました。

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田んぼアート

田んぼに巨大な浮世絵が出現。青森県田舎館村(いなかだてむら)の田んぼアートだそうです。ホームページでは田植えから、水田の風景が変わる経過が紹介されていて楽しいです。
それにしても細部までくっきり浮かび上がるものですね。田植えには約700名が参加したようです。見ごろは8月中旬ごろまでとのこと。

昨年のちょうど今頃、昔ながらの米作り体験で奮闘していたものですから、田んぼには愛着を感じてしまいます。
注:写真は田舎館村ホームページより引用
http://www.vill.inakadate.aomori.jp/

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25時

人生があと24時間で終わるとしたら――
麻薬売買の罪によって7年間の刑務所暮らしが決まった主人公のモンティ。とうとう明日収監されることになりました。服役するか、自殺するか、逃げるか、選択肢はこの3つしかありません。これら3つのどれを選んでも、彼にとっては「最後の1日」になるという現実。それを諦観する親友、父親、恋人たち。
刑期を勤め上げて出所すれば「やり直せる」とは浅墓な幻想であり、アメリカでは刑務所に入ること=死を意味する(ある意味では死よりも辛い屈辱的な扱いが待っている)という認識を新たにしました。

自分が犯した罪によって、かけがえのない人たちを失い、これまでの人生と決別しなければならなくなったモンティ。後悔、悲しみ、苦悩、恐れ、、、それらすべてを受け入ようとして葛藤する姿を、静かに、そして刹那的に演じていたエドワード・ノートンが印象的です。

結局3つ目を選び、父親とともにアメリカ大陸をひたすら西へ逃走するラストシーンと、逃亡の果てを映し出した別の人生。これはモンティの回想だったのか?それとも願望だったのか?どちらとも取れそうな曖昧さのなかに、わずかな希望を感じられました。
この映画、9.11のあとスパイク・リー監督が描いた話題作だったようですね。(2002年作品)

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宮部みゆき:「理由」

超高層マンションを舞台にした荒川一家4人殺しの事件は、ノンフィクションと思いきや、宮部みゆきが創作した600ページ(文庫本)ものフィクションなのでした。事件が解決した後、関係者へのインタビューによって事件を解き明かしていくという手法が特徴的です。事件の背景が詳細に述べられているだけでなく、登場人物一人ひとりの生い立ちまでも精緻に作りこまれていて、恐ろしいほどのリアリティを感じさせられました。時折、とくにクライマックスのシーンで本質を突いたような人間描写の表現があってドキッとさせられます。たとえば、こんな感じです。

P520 人を人として存在させているのは「過去なのだと、康隆は気づいた。この「過去」は経歴や生活歴なんて表層的なものじゃない。「血」の流れだ。あなたはどこで生まれ誰に育てられたのか。誰と一緒に育ったのか。それが過去であり、それが人間を二次元から三次元にする。
P552 信子は、いつか国語の先生が、人間には「見る」というシンプルな動作はできないのだと言っていたことを思い出した。人間にできるのは、「観察する」「見下す」「評価する」「睨む」「見つめる」など、何かしら意味のある目玉の動かし方だけで、ただ単に「見る」なんてことはできないのだと。
殺人事件が起きた"理由"が、登場人物たちの訥々とした語りによって炙り出されていくなかで、社会問題、とくに「家族の絆とは何か?」について考えさせられる作品です。自己破産というテーマを取り上げた『火車』とともに社会派ミステリーというカテゴリに分類される所以でしょう。
占有屋という訳アリな商売への着眼もすごいのですが、さらに意外性のあるストーリーに仕立て上げてしまうのが作家宮部みゆきの凄さだと思いました。

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7月4日に生まれて消えた

米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ディープインパクト」が、7月4日に彗星あてに発射した直径約1メートルの銅製の衝突体です。狙いどおり見事命中したそうですが、一瞬にして消えてしまったともいえそうですね。
アメリカ合衆国の独立記念日である7月4日に衝突のタイミングを合わせたのだといいます。衝突の瞬間に放った閃光は記念日を祝う花火のようなものでしょうか。さすが?アメリカ、スケールが違いますね。

リンク: @nifty:NEWS@nifty:衝突体が彗星に命中(共同通信).

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ロハス

最近よく見かける言葉です。
ロハといえば、「只」を語源とする「無料の・・・」という印象がありますが、ちょっと違います。
LOHAS(ロハス) とはLifestyle of Health And Sustainabilityの頭をとったもので、健康と持続可能な環境に配慮したライフスタイルを意味するとのこと。
日経流通新聞(日経MJ)の2005年のヒット商品番付では、堂々と西の大関にランクインしていました。エコロジー、スローライフに続くブームになりつつあるようですね。日本のNPO法人LOHAS CLUBによれば、健康や環境を重視した新しい価値観とライフスタイルを持つ LOHAS PEOPLE が増えているとのこと。

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第12回:学習コミュニティーの形成へ

放送大学「学習科学とテクノロジ」の第12回は、これまで紹介されてきた北米における5つの教育研究プロジェクトを振り返り、学習科学の社会的文脈を考察するというものでした。

WISEプロジェクトのリーダーであるマーシャ・リン氏によれば、これまで別々の研究領域として存在してきた「認知心理学」と「教育実践」には、共通の研究テーマがあるのだといいます。次の3点です。
1)新しい知識をどうやって生み出すか
2)知っていることと知らないことをどう見分けるか
3)自己の認知過程をどうモニタリングするか
これまで紹介されてきた各プロジェクトでは、これら3つの命題に関連する学習目標(「クラス内での目標」と「長期的な目標」の2つ)を掲げ、おのおの学びを支援するうえで、いかにテクノロジーが活用できるかを試していたのだと総括できそうです。

学習科学における研究者の関わり方について、LeTUSプロジェクトのディレクター、ルイス・ゴメス氏の面白いインタビューがありました。研究者の役割は、教員がもっている「教えたいこと」や「教育ビジョン」の具体化を手伝うことだという考え方です。さらに、教育現場での実証実験は、研究者にとって研究対象であるだけではなく責任であるのだともいっていました。自らLeTUSプロジェクトの中で「ワーク・サークル」として実践されてきた人だけに、学習科学は研究者と教員の共同作業であるという言葉に重みを感じました。

ようするに、研究する者と教える者が協働することで、持続性のあるコミュニティーをつくることが、学習科学の目指す究極の姿、社会的意義だということのようでした。

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