« 宮部みゆき:「理由」 | トップページ | 田んぼアート »

25時

人生があと24時間で終わるとしたら――
麻薬売買の罪によって7年間の刑務所暮らしが決まった主人公のモンティ。とうとう明日収監されることになりました。服役するか、自殺するか、逃げるか、選択肢はこの3つしかありません。これら3つのどれを選んでも、彼にとっては「最後の1日」になるという現実。それを諦観する親友、父親、恋人たち。
刑期を勤め上げて出所すれば「やり直せる」とは浅墓な幻想であり、アメリカでは刑務所に入ること=死を意味する(ある意味では死よりも辛い屈辱的な扱いが待っている)という認識を新たにしました。

自分が犯した罪によって、かけがえのない人たちを失い、これまでの人生と決別しなければならなくなったモンティ。後悔、悲しみ、苦悩、恐れ、、、それらすべてを受け入ようとして葛藤する姿を、静かに、そして刹那的に演じていたエドワード・ノートンが印象的です。

結局3つ目を選び、父親とともにアメリカ大陸をひたすら西へ逃走するラストシーンと、逃亡の果てを映し出した別の人生。これはモンティの回想だったのか?それとも願望だったのか?どちらとも取れそうな曖昧さのなかに、わずかな希望を感じられました。
この映画、9.11のあとスパイク・リー監督が描いた話題作だったようですね。(2002年作品)

|

« 宮部みゆき:「理由」 | トップページ | 田んぼアート »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24960/4857260

この記事へのトラックバック一覧です: 25時:

« 宮部みゆき:「理由」 | トップページ | 田んぼアート »