« 魔術はささやく | トップページ | 君がいた夏は 遠い夢の中~♪ »

ブログ資本主義

本屋でみかけた雑誌の特集が気になって買ってしまいました。個人的に関心をもったキーワードをいくつか拾ってみました。

■知識の銀行
「はてな」の近藤氏の「ブログとかインターネットって、知識の銀行みたいだ。・・・」というコメントが面白かったです。ネットに自分の意見や感想を預けると、それらに利息がついて2倍とか3倍になって返ってくるという喩えです。ここでいう利息とは、もちろん他の人がくれたコメントのことです。「お金」ではなく「知識」を価値の中心において言い換えたところが、まさに「ブログ資本主義」を言い得て妙だと思いました。

■編集力
「ユーザーが発信した情報をいかにアウトプットに生かすか。サイト運営者の編集能力こそ競争力の源泉だ。」とは、ネット版「地球の歩き方」的存在という「フォートラベル」を立ち上げた津田氏の談です。旅行者の口コミ情報を、テーマ別、エリア別、世界遺産別などにうまく編集したコンテンツをポータルに販売して収益を上げるビジネスモデルを確立し、立ち上げ後わずか10ヶ月でこのビジネスを12億円で売却したのだそうです。

■ロングテール理論
20%のヒット商品が売上の80%を稼ぎ出すという常識に対し、残りの80%にあたる不採算商品でも、ネットの世界では売上に貢献するという概念で、米「ワイヤード」誌の編集長が考案したのだそうです。Amazonの事例では、商品アイテムを売上順に並べていったグラフの尻尾が、たしかに右に長く伸びているように見えます。ニッチ商品が金のなる木に変貌しうるという仮説が実証されています。
仕組みをつくって成功したU30の若き起業家が注目されがちですが、仕組みに乗っかってニッチな商品を粛々と生み出し、つくり続けることができる人もまた幸せなのだろうなと思います。

■サイ現象
韓流ブログは「サイワールド」が中心にあるようです。個人ホームページである「ミニホムピー」を中心に、知人ネットワークという新しい文化を作り出したこと、ごく親しい人たちだけに公開を限定したサービスを提供したこと、が爆発的な人気を得た背景だといいます。"密度の濃い関係"を好む韓国人気質ともマッチし、急速に口コミで広がったといいますから、日本のブログの広がり方とは少し違うようですね。サイワールドの日本進出を目論む韓国人幹部の「韓国のITはパソコン中心だが、日本は予想以上にケータイが主導的だ」という冷静なコメントもあり、国民性の違いとインフラの違いを実感させられる記事でした。

続きは週間東洋経済7月30日号でどうぞ。

|

« 魔術はささやく | トップページ | 君がいた夏は 遠い夢の中~♪ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24960/5167866

この記事へのトラックバック一覧です: ブログ資本主義:

» 東洋経済7月30日号「ブログ資本主義」に私のコメントがでています [小林雅のBlog]
今週の週間東洋経済は、「ブログ資本主義 [続きを読む]

受信: 2005/07/27 07:11

» ブログ資本主義 [キャリアコンサルタントのひとりごと。]
最新の「週刊東洋経済」で「ブログ資本主義〜U30への世代ワープがはじまる!」と特集が組まれています。 大きなテーマとしてはU30(アンダー30歳)世代が引っ張っている、という話で、冒頭が「はてな」社内の写真、そしてU30の旗手として ・はてな近藤社長 ・グリー田中社長..... [続きを読む]

受信: 2005/07/27 10:29

» 「ブログ資本主義」 [笑門来福]
「週刊東洋経済」7月30日号のカバーストーリーは「ブログ資本主義」。 Busin... [続きを読む]

受信: 2005/08/04 21:26

« 魔術はささやく | トップページ | 君がいた夏は 遠い夢の中~♪ »