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パーフェクト・ブルー

宮部みゆきの長編デビュー作を読んでいます。元警察犬の「マサ」が、「俺は・・・」と一人称で語る書き口が面白いです。
宮部さんは、きっと野球好きなのでしょう。先日読んだ「とり残されて」でも、孤独なピッチャーの姿を描いた短編がありました。
このパーフェクト・ブルーは、高校野球のエースピッチャーがガソリンをかけられて焼死するというショッキングな事件から始まります。死んだ兄の弟が、小さな探偵事務所(マサ含む)と一緒になって真相を探っていく物語です。企業の陰謀や高校野球界のスキャンダルなど、場面設定は陰惨でスキャンダラスでありながら、爽快感やハートウォーミングな感じを与えるのは、根底にあるのが家族愛や兄弟の絆だからなのでしょう。本作の進也君のように、快活で純粋な少年が登場するのも宮部作品の特徴ですね。
ところで、日本プロ野球組織が、公式戦中に選手のドーピング(禁止薬物使用)検査を導入するというニュースがでていました。あまりにも偶然で、ちょっとドキッとしました。

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» 『パーフェクト・ブルー』 宮部みゆき [*モナミ*]
1989年の作品なので、言葉遣いや小道具などに、 若干時代遅れ感があるのは否めないけれど、 軸となる「甲子園優勝有望校の不祥事」は、 ホットなネタかもしれない。 それに絡む事件も、投薬実験によるドーピング疑惑、 そして、自動車の欠陥による事故死がキッカケとなったり、 宮部氏は、先見の明があった? もっとも、この作品中の事件は、「不祥事」などと言えるような、 生易しいものでない、大事件だけれども。... [続きを読む]

受信: 2005/09/02 16:34

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