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映画:亡国のイージス

亡国のイージスをみました。キャストの熱演は期待どおり見事なものでした。もはや"亡国"とまで卑下されたこの国、日本を守るため、ゆるぎない使命感を胸に任務を全うしようとする海の男たちの姿は文句なしにカッコよかったです。なかでも専任伍長・仙石(真田広之)とテロリスト・ヨンファ(中井貴一)がよかったです。そして、この2人を凌駕するくらい如月(勝地涼)が光っていましたね。今後ブレークしそうな予感がします。

とはいえ、あくまでも私見ではありますが、ストーリーに関しては少々辛口にならざるを得ません。娯楽映画として観るには、ずいぶん肩に力が入ってしまいました。
まず、全編を通じて「日本はダメな国だ、自分の力で祖国を守ることすらできない、日本人には誇りがないのか・・・」と、危機感を煽られ、挑発されているようで、「専守防衛」という姿勢すら全否定されているように感じてしまいました。果たして国家主権は、パワーで勝ち取るのが唯一の手段なのか?戦後60周年のメッセージとしては、かなりインパクトがありました。

また、いそかぜ副長・宮津(寺尾聰)の国を憂える気持ちは分かるのですが、それがあのような行動につながるものだろうか?という疑問。愛する者が絡んだ過去があるとはいえ、テロリストと共謀する理由は最後まで??でした。それ以上に謎だったのがヨンファの目的です。彼はGUSOH(グソー)を奪って何をしたかったのだろうか・・・。

そのヨンファが言い放った「自らの手で平和を勝ち取ったことのない民族に何がわかる!」の厳しい一言に、この映画のメッセージが集約されているのだとすれば、それにハッと反応してしまった自分は、やはりいろいろな意味で、この映画を観てよかったと振り返ります。最後のCGはさておき、スケールの大きい骨太な一本です。

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コメント

原作に較べてちょっと
という感想がよく聞かれますね。
たしかに、原作を読んでいない私としては
不可解なシーンがいくつかありました。
如月の母親が首をつるシーンなどです。
(ヨンファの野球場も変でした。)
でも、戦闘シーン等
迫力があって
おもしろい映画ではあったと思います。
今、やはり、福井さんの作品は
脂が乗っているというか、
実にいいですよね。

マサでした。

投稿: マサ | 2005/08/27 12:03

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» 青森コロナワールドで「亡国のイージス」〜。 [マサ’ズ ウェブサイト]
前から観たかった映画「亡国のイージス」に行ってきた。 原作は「ローレライ」と同じく福井晴敏氏だ。 「青森コロナワールド」は シネコンと温泉とアミューズメント(パチンコ・スロット)が 一緒になった、なかなかすごい施設だ。 しかも、毎週月曜日は「メンズ・デー」....... [続きを読む]

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