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2005年9月

悲喜交交~監督はつらいよ

阪神2年ぶりの優勝が決定しました。岡田監督、おめでとう!

楽天の田尾監督は別の意味で涙の胴上げ。「自分のことで涙が出たことはないが、今回はさすがに参りました」と。う~ん、せめてもう1年でいいから、指揮を執ってほしかった。

ソフトバンクの王監督は来期も続投で12年目。「またやれと言われれば、来年も。野球場で死ねたら一番いい」と意欲のコメント。もはや、王は君臨すれど・・・の境地かも。

野村監督、楽天からの監督就任を受諾する考えを示したものの、シダックス野球部存亡の危機のあいだで板挟みとか。どないするんや。

巨人はシーズン最多となる77敗目のワースト記録を更新。読売新聞スポーツ面の「誤算~巨人敗北の理由」の記事は痛々しすぎます。身内の新聞紙上で指導力云々・・・までいわれる不条理。堀内監督に同情一票。

そしてYSの古田選手。来期はプレーヤー兼監督が確実視されていますが、今の心境はいかに。古田敦也公式ブログは沈黙を保ったままですが、まあ燕ファンとしては、残りのシーズンを頑張ってほしい気持ちの方が強いですが。

・・・なんともはや、プロ野球の監督は大変だなあ。
"わがまま"と言われようが、"図々しい"と見られようが、就任する時には可能な限りの自分の考え、希望を主張しておいたほうが良いみたいですね。
勝つためには勝つための条件整備は当然。チームの再生(リバイバル)を期待されるなら、ゴーン氏が日産の社長を引き受けたときのように、デューデリジェンスの姿勢は必須でしょう。

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戦艦大和

28日のNHK「その時歴史が動いた」は、今年上半期でもっともアンコールの多かったという番組の再放送でした。
そもそもは日露戦争に大勝利した日本海軍の奢りだったのかもしれません。当時の技術を結集して建造された戦艦大和は、全長263メートル、飛距離が40キロメートルという46センチ砲を9門も備えた世界最大の軍艦です。しかし、すでに海戦の主役は戦艦ではなく航空兵力に移っていたのでした。

大和はその力を発揮することがないまま戦局が悪化、ついには大和自らが沖縄の海岸にのりあげて砲台と化すべく、水上特攻の命が下されます。それは、3000名もの人をのせて出航した後、甲板で言い渡されたのだそうです。皆が一様に顔面蒼白となり、その後真っ赤になったとは、当時乗組員だった人の証言です。その後、大和は米軍戦闘機の襲撃を受け、大爆発を起こして沈没したのでした。

戦艦大和は、大日本帝国の栄光と破滅の象徴であり、撃沈されたことをきっかけに日本が終戦に向かったのだといいます。果たして12月に公開される映画「男たちの大和」では、歴史が動いたという悲劇の瞬間がどのように描かれるのでしょうか。
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追伸
振り返れば、最近、たまたま戦争ネタが多い(とはいえ、問題意識が高いのは事実)ですが、けっして右傾化している訳ではありません。どうか誤解なきよう。(^^;

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名医を育てろ

9月27日放送のガイアの夜明けを見ました。
昨年10月から今年6月までに起きた医療事故はなんと889件(うち死亡事故が108件)。平均すると1ヶ月に100件ですから1日に3件以上も起きている計算になりますね。「ミスをミスとして発表するようになったから件数が増えただけだ」という現役医師による空恐ろしい証言もありました。なるほど病院ランキングの本や名医を紹介するガイドブックが売れるわけです。

そんな中、医療への不信感を払拭するために、各病院の「技術の伝承」への取り組みや、新しい「研修システム」の導入が紹介されており興味深かったです(少々駆け足だったのが残念ですが)。なかでも“神の手を持つ男”と呼ばれる脳神経外科医による脳腫瘍の手術現場にカメラが潜入し、20名もの医師が同席するなかで医療技術が伝承されていく様子は見応えがありました。現場に立ち会うことで技術が伝承されるという感覚が、実感としてよく分からなかったのですが、おそらく名医を取り囲む医師たちの集中力や観察力は、凡人には想像を絶するものなのでしょう。

彼から技術を引き継いだ医師が、見事にその技術をつかって手術を成功させたというエピソードも紹介されていました。10割の成功(=医療ミスゼロ)を目指すという医師のコメントは、人の生死がかかった現場でしか経験を積めない医師という職業の過酷さを象徴していました。

名医を育てるプロセスについて考えてみると、最近みたある図が思い出されました。PM育成ハンドブック(IPA)の20ページに出ている「スキル定着のためのプロセス」の図です。93歳の現役医師である日野原重明さんが番組冒頭で語っていた「学びがいつもある。患者からも学んでいる。」という言葉によって、いみじくもPM育成ハンドブックに示された「知識」と「経験」と「スキル」をつなぐループ構造が連想されました。そして、この図のなかでのメンタリングという矢印(上級PM)は、番組に登場した“神の手を持つ男”のような名医を意味しているように思えます。

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となり町戦争

行政手続にしたがって粛々と進められる、となり町との「戦争」。
広報だよりには戦死者の数が公表され、人が死んでいるにもかかわらず一市民として実感がない、自分の住んでいる町が戦時中だというのに生活はいつもどおり。そんなある日、主人公である「僕」のところに、役所から一通の文書(偵察業務の任命)が届き、役場の女性職員である香西さんと偽装結婚し、となり町に潜伏する任務が与えられるのでした。

自治体の公共事業として「戦争」が行われるという近未来の物語はあまりにシュールです。「ありえない」といえばそれまでですが、近い将来、社会・経済が閉塞状況におかれ、この物語に描かれているように全体利益のための効率が最優先され、人々がお互いに無関心になり、議会で決められた法律だけが絶対の判断基準となる社会がやってきたとき、われわれはそれでも戦争にNOと言えるのだろうか。事務的に淡々と進められていく戦争に、怖さと苛立ちを感じてしまいます。

物語の中で香西さんが何度も繰り返しているように、「戦争」というものを自分たちの常識やイメージだけで限定してしまう危うさこそ、この本に込められたメッセージではないでしょうか。

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青い地球と赤い地球

miraikan日本科学未来館にて。「サイエンス・トンネル」展は子ども連れにはかなり難しかったかも・・・(独りでゆっくり見たかった)。
午後に行ったら「ドームシアター」は残念ながらすでに満席状態。これは朝一で来て整理券をGETするのが常識のようでした。下の子には、ゴマちゃんに似たセラピー用ロボット「パロ」が人気で、何度もつき合わされました。ASIMO人気も相変わらずのようで、10分間の実演には黒山の人だかり。ホンダの青山ショールームでも見られます。

2足歩行ロボットは、同じ日に行ってきたプラモデルラジコンショーでも実演されていました。昨年から比べて完成度が格段に上がっている感じがしました。パソコンで動きをプログラミングできるようで、5台のロボットが踊っているのはパラパラだそうです。一番後ろのピンクのロボットだけが転倒しやすく、ついていけてなかったのが逆に人間らしくてリアルでした。

なお、お台場散策には、「お台場・有明ぐるりキップ」がオススメ。大人900円(子ども450円)で、りんかい線、ゆりかもめ、水上バスが一日乗り放題。これは大変便利です。

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憲法改正の議論スタートか

いよいよ現実的な議論がスタートするのか。
しかも、今回は野党である民主党も、憲法改正、安全保障政策の問題については政府・与党と協調路線にあるといいます。
リンク: @nifty:NEWS@nifty:衆院、憲法特別委を設置…国民投票法案調整へ(読売新聞).
22日付けの読売新聞朝刊のトップでは、民主党の前原代表が「憲法9条の第2項(戦力不保持)を削除すべきだ」と明言していました。

個人的には、現状に合わなくなった憲法を改正することは正当な考え方だと思っています。(むしろ、憲法改正には断固反対という頑迷な意見には賛同しかねます。)ただし、どのように現状と合わないのか、どのように改正するのか中身について、議論を重ねて国民のコンセンサスを得る必要があると思います。賛成か反対かという二分論で判断できる問題ではないはずです。

昨今の動きからは、「集団的自衛権を行使できるようにするために、憲法を改正して自衛隊の位置づけを正当化するのだ」という論調が主流のように感じてしまうのですが、それはいかがなものでしょう。その根底には「万が一のとき、自分たちの手で自分の国を守れなくてもいいのか!」という思想に象徴される、武力で国を守ろうとする考え方が前提になっているような気がします。このことは、先日、映画「亡国のイージス」を観て以来、自分の中でモヤモヤとしています。

kenporonso「武力によらない自衛」とは、吉田茂が首相のときに打ち出した考えだそうです。NHKで20年以上前に放映された対談番組「憲法論争」の復刻再刊本で引用されていました。米ソ冷戦時代から国際テロへと脅威が移り変わったとはいえ、憲法改正の視座として、単に自衛隊の位置づけだけが論点ではないと考えさせられる本です。
いずれにしても、今後自分なりに考察を深めていきたいと感じるテーマです。

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がんばれ!ベアーズ

懐かしいあの映画がリメイクされるようですね。
がんばれ!ベアーズ<ニュー・シーズン>です。
アマンダ=女の子の天才ピッチャー(テイタム・オニール)の印象がとても強いのですが、ケリー=バイクを乗り回す不良少年、エンゲルバーグ=肥満児のキャッチャーなど、役名で仲間たちのことも思い出します。

ストーリーはといえば・・・
監督は一見パッとしないが昔はすごい選手だった。
自己チューのアウトローは、途中で荒れるけれども最後には必ず戻ってくる。
お荷物だった選手が、本番でアッといわせる奇蹟の働きをする。
そして、ダメダメチームがあれよあれよと勝ち上がっていき、最後にはなんと優勝してしまう。
それまでの反目や人間関係のトラブルもすべて帳消しとなって、思わず友情にホロリとさせられる。

・・・もう可笑しいくらいにワンパターンな展開ですが、不思議なもので「メジャーリーグ」などと同じように、たまにテレビなんかで放映された日には、結局最後まで観てしまうこと請け合いです。
近所のTSUTAYAではVHS(=字幕バージョン)しかなく、子どもと一緒に観るには、ちと厳しい。

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【ローマ人の物語15】妥協ではなく

イタリアの高校の歴史教科書では、指導者に求められる資質として、次の5つを挙げているそうです。そして、カエサルだけが、このすべてを持っていたと。

・知性
・説得力
・肉体上の耐久力
・自己制御の能力
・持続する意志
では、ローマの初代皇帝アウグストゥス(オクタヴィアヌス)はどうだったのか。
塩野氏の通信簿によれば「肉体上の耐久力」「自己制御の能力」「持続する意志」は100点。「知性」は80点、ところが「説得力」については、辛口の評価を下しています。

p151伝えたい、わかってもらいたいという強烈な想いが、文章力を向上させるのである。

という指摘には、ブログを投稿する身として大いに反省させられました。
もっとも、塩野氏は酷評するだけでなく、自らに欠けている「説得力」を自覚し、それを補うためにある人物を登用し、任せ切ったというアウグストゥスの度量を賞賛もしています。この登用された人物とはマエケナスです。

p152 アグリッパがアウグストゥスの「右腕」ならば、マエケナスは「左腕」であった。

成功する人物の近くには、必ず彼を補佐する人物、それも正反対の資質をもった人材が必ずいるものですね。相互補完(=足して2で割って丁度よい)という点では、生涯の伴侶にも同じことがいえるのかもしれません。
ところで、文化・広報担当を一任されたマエケナスの名前は、後世に文化を助成する活動を意味する「メセナ」の語源になったのだそうです。

p88 いかなる事業も、それに参加する全員が、内容はそれぞれちがったとしても、いずれも自分にとって利益になると納得しないかぎり成功できないし、その成功を永続させることもできない。

アウグストゥスによる改革について塩野氏が引用したのは、この時代から1500年後の政治思想家マキアヴェッリの言葉だそうです。アウグストゥスの政治手法は、一見すると、全員が譲歩して折り合いをつける「妥協」のようにみえます。しかし、その本質は「あっ、そういうことなら得だな」と民衆に思わせることです。アウグストゥスは妥協したのではなく、決して「帝政」という名を口にすることなく、着実に自分の考える方向に誘導していったのでした。
今日の「郵政民営化」や「年金改革」の問題はどうなのでしょう。妥協ではなく誘導であるならば、誘導の先にあるものをしっかり見据える必要がありそうです。
以上 文庫版「パクス・ロマーナ(中)」より。

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シエ

顔はキリンで角はシカ、足がウシで尾はトラ、体全体が鱗で被われているという伝説の動物です。浅田次郎の傑作短篇集「姫椿」にでてきます。
先日コメントくださった紅和歌姫さんのおすすめということで、早速読んでみました。この作品が好きだという人は間違いなく「優しい人」だと、そう思いました。
個人的には、その次の「姫椿」も気に入りました。ただし、主人公の椿湯での出来事が幻想でないことを期待します。
1作目「シエ」
2作目「姫椿」
3作目「再会」
4作目「マダムの咽仏」
5作目「トラブル・メーカー」
6作目「オリンポスの聖女」
7作目「零下の災厄」
8作目「永遠の緑」

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プライド 運命の瞬間

日本人としての誇り(プライド)をもって矛盾だらけの東京裁判に対峙した被告人、東條英機の姿が描かれています。東條英機といえばA級戦犯。自分自身も含めて、悪しき軍国主義のシンボルとしての評価が一般的と思われますが、この映画を通じて、これまで学校の教科書では教わることのなかった歴史の一面を知りえたように思えます。
たとえば、この映画のなかで出てきた満州国建国にあたっての皇帝溥儀の証言、南京虐殺をめぐる関係者の証言、インド独立への日本の軍事行動の関与などを通じて、いわゆる自虐的といわれる歴史観について考え、見つめ直すことも必要ではないかと感じました。
さらに、情報操作あり、勝者が敗者を裁くという、法に照らし合わせば必ずしも正当とはいえない東京裁判は、民主主義、平和主義の国家をつくるための人為的な総括(政治ショー)だったのだと、あらためて認識させられました。
そこまでして連合国軍が日本に植え付けようとした思想、そして日本が世界に対して受け入れることを公約した平和主義、民主主義とは何だったのか。おそらく今後、憲法改正や日米安保の問題がヒートアップしていくだろうと思われますが、これらを考えるうえで、この映画で描かれている東條英機の「プライド」は、日本人にとって様々な示唆を与えてくれそうです。
ところで、監督の伊藤俊也氏。代表作が「女囚さそりシリーズ」だと知り、不条理なものと闘う人間の姿を描いているところが同じだと思いました。独り暮らしをはじめた学生の頃、ボロアパートで徹夜しながらテレビ東京に見入ったのを思い出します。

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かっぱ寿司にて

回転寿司とは「編集」だ!
わたしの思いつきではありません。かの松岡正剛氏の言葉です。「仕事や生活のいたるところに編集的なものがひそんでいる」という松岡氏ならではの喩えですが、きょう食べに行った全皿100円のかっぱ寿司にて、このことを考えてみました。
で、どのへんが編集的なのか。まずメニューの意外性。えっ、そんな組み合わせあり?ウマいかマズいかは別にして、客にこう感じさせるものは「編集」といえましょう。子どもが注文していた豚カルビは結構美味しそうでした。
また、見込み生産に受注生産も取り入れたシステム、すなわちベルトコンベアに流れてくる皿だけでなく、いわゆる「お好み」がオーダーできる点も編集的だと感じます。さらに、全皿100円システムが編集的発想を生み出しているのではないでしょうか。いくら一皿100円とはいえ人間が食べれる寿司の量には限界がありますので、きょうは1000円で何を(10皿)食べようかな?という発想が生まれます。この計画性には、各人の好みや食べる順番が反映された編集的要素がひそんでいます。

ところで、回転寿司に行っていつも気になるのは、すでに回っているネタがあるのを承知のうえで、あえて新しいネタを注文してもいいのだろうか?という「ためらい」です。でも、周回遅れのマグロの方が、出されてすぐの解凍マグロより美味しかったりします。また、「座席番号+注文品」という台にのってベルトコンベアで回ってくる注文皿は、「今これが売れてます!」とPRする広告のようでもあり、目の前で回っている回転皿をディスプレイと割り切ってしまえば少し気は楽になります。
また、余計なお世話かもしれませんが、全皿100円ならばウニやマグロに人気が集中し、かっぱ巻きやかんぴょう巻きが売れなくなってしまうのでは?という心配です。しかし、多くの統計数値が示すように、ここでもメニューの上位2割で売上の8割を稼ぐというパレートの法則が適用されるのであれば、全皿100円とはいえ、その実態は100円マグロ寿司なのかもしれません。

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少し視点を変えて「ローマ人の物語」の読書再開

いま本屋にいくと、ローマ人の物語文庫版の続編(17~20)が平積みになっています。
昨年来、ずっと読み続けてきたローマ人の物語ですが、カエサルの時代からオクタヴィアヌスの時代へ移ったあたりから、どうも興味関心が薄れてきたというのが率直なところです。
その理由は、これまでローマ人の物語を「戦記」として読んでいたからだと思います。
カエサルまでの物語は、どちらかというと外交を含めた対外政策がメインでした。特に戦争(戦術)において、いかに軍隊(兵士)を率いたかというリーダーシップ論だったと思います。ここでのポイントは、他国あるいは他民族を力で押さえ込むのではなく、「寛容」の精神でもってローマに同化させていくやり方でした。
ところが、オクタヴィアヌスの時代になると国内政策がメインになります。帝政のもとで国づくりをいかに進めていくか、行政改革やインフラ整備にどのように取り組んだかが物語の中心です。
昨今の日本のおかれた状況を省みれば、読み方次第で、むしろ後者の方が旬であり、示唆に富んでいて面白いのかもしれません。
そんなことを思いつつ文藝春秋(2005年10月号)を読んでいたら、ちょうど塩野七生さんの一考を見つけました。ローマの歴史をみると、時には流血してまで改革を断行し、国家が危うくなるほどの内紛や内乱を引き起こしたこともあった。けれども、仮に国家が二分するような事態にあっても、あるところまで行くと問題の本質に戻るのだというのです。そのためには何よりも「問題を単純化する」ことが大切だと述べられていました。さらには、問題の単純化ができなければ、百家争鳴はしても改革は頓挫するとあります。
読書の秋、これまでとは少し視点を変えつつ、再びローマ人の物語へ傾倒してみようかと思っています。

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鉄道でエコ

クルマのないわが家には、もはや鉄道なしの生活など考えられません。
ということで、10月1日からはじまる鉄道でエコ キャンペーンに注目です。

~駅からはじまる環境にやさしい暮らし~
が統一標語ということなので、この場を借りていくつか提案したいと思います。

まず女性専用車両もいいですが、自転車専用車両をつくってほしい。そうすれば、もう表参道でも浅草でもどこへでも行けちゃいます。現実問題、まあそれが無理ならば、駅レンタカーではなく駅レンタサイクルはどうでしょう。月額固定で自転車をレンタルできるというサービスです。借りている間は、自宅に乗って帰ってもいいし、どこで使ってもいい。でも返却しない限りは次の自転車は借りれないという仕組みです。もちろん、使えば使うほど、走れば走るほど、それこそ本物のマイルがたまっていくようなインセンティブ付き。

そして駅前で客待ちをしているのはもちろんベロタクシー。文字どおり「駅からはじまる環境にやさしい暮らし」ですよね。結論はこれしかないでしょう。鉄道会社がスポンサーになれば、この産業(?)ひよっとすると大化けするのではないかと。

鉄道と自転車のコラボレーションは、環境にやさしいだけでなく、脚力がついて健康増進につながること請け合いです。実際、毎週末の買物のため自転車で坂道を走る(走らなければならない)ことと、子どもが運動会のリレー選手に3年間選ばれているという事実は、家計における経済合理性にもとづいた行動の結果だとはいえ、まったく無縁だとは思えませんし。

というわけで、当ブログ記念すべき第500号の投稿は「鉄道でエコ」でした。
しかも現時点でのトラックバック数=99、アクセスカウンタ=もうすぐ20000!
リーチかかってます。
写真は鉄道の父といわれる井上勝の銅像です。東京駅丸の内口で会うことができます。

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伝道師って・・・

なんとなく語感は似ているけれども、実は似て非なるものを挙げてみました。
ついでに、時事ネタをかましたダジャレ川柳をつくってみました。

「宣教師」
自転車で 併走してる 外人さん
2人組で併走しているのを街でよく見かけるよね。

「道化師」
笑ってよ 僕のために 笑ってよ~♪
道化師のソネットって曲ありましたね。ポストペット(So-net)の方じゃありません。

「大道芸」
野毛でみた 空より高く ジャグリング
東京では「ヘブンアーチスト」って洒落た名前で呼ばれているそうですが、野毛(神奈川)だったら大道芸のほうがいいでしょう。

「整体師」
柔道の 心得あるのは 整復師
時代は体育会系より癒し系かも。でも、ぎっくり腰では大変お世話になりました。
整体師は免許がいらないけど、柔道整復師は国家資格なのね。

「伝承者」
ものづくり 伝えられるか 団塊世代
2007年問題急浮上中。どうなる日本のメーカー。

「伝道師」
伝道師 英語でいうと エバンジェリスト(字余り)
とくにIT業界では名刺の肩書にも入っている。横文字だと聞こえはいいが。

もうすぐ20000アクセス!

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あなたに起こる やさしい奇蹟

昔、新宿の辺りを角筈(つのはず)と呼んでいたらしい。
この本には「鉄道員(ぽっぽや)」をはじめ、浅田次郎の短篇8作品が収録されています。表題は初版に用意されたというキャッチコピーだそうです。
鉄道員はもちろん大好きですが、それ以上に「角筈にて」が好きです。少年の頃の回想シーンに泣かされます。いずれも「ホロッとくる」感覚がたまらない名作です。
1作目「鉄道員」
2作目「ラブ・レター」
3作目「悪魔」
4作目「角筈にて」
5作目「伽羅」
6作目「うらぼんえ」
7作目「ろくでなしのサンタ」
8作目「オリヲン座からの招待状」

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自民圧勝というより

自民党圧勝というより、民主党大敗という印象を受けます。
多くのメディアが指摘しているように、伝える政策の中身というよりは、メッセージの伝え方、演出のしかたという戦術の巧拙が、これだけの大差になってしまったようです。
ずっと選挙関連のニュースをみていましたが、結果だけをみれば「勝ち組」と「負け組」が鮮明に二分されましたが、それぞれの選挙区では僅差の戦いも多く(圧勝は少ない)、小選挙区制というルールの元で、いかに民意が反映されているかは、今回の選挙結果だけでは計り知れない面もあるように感じています。
これだけ国会の勢力図が変わってしまうと、郵政民営化の先に待ちかまえている重要法案(税制改革、憲法改正など)の行方の方が大変気になります。

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優勝マジックと勝率1位マジック

10日のプロ野球は、首位の阪神が勝ち、2位の中日が敗れたため、阪神に「勝率1位マジック」=15が点灯しました。阪神があと15試合勝てば、勝率1位が確定するという意味です。セ・リーグのルールでは、勝率1位のチームが優勝となっています。ただし、勝率が1位であっても、勝利数が2位のチームより下回る場合には、当該チーム同士による優勝決定戦を行うというセ・リーグの規定があることから、それに配慮して「優勝マジックと」使い分けているようです。阪神には現時点で引分試合が5つあるため、勝利数だけをみれば中日が阪神を上回る可能性があるということです。
それにしても、10日は星野さんが記者会見を開いて、巷で騒がれている来期の巨人軍監督構想をきっぱり否定、阪神残留の意思表明をしたかと思いきや、ナイターでは21得点(球団史上最多得点とか?)を挙げる猛攻で広島に大勝するなど、阪神タイガースにとってはXデーでしたね。
燕ファンとしては、青木選手の首位打者、シーズン200本安打(最多安打)、新人王に期待したいところです。

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岡目八目

明後日は9.11衆院選の日です。
先日駅前で配っていた民主党のマニフェストを読み返そうとしたら、この諺が思い出されました。
表紙には、私のことをじっと見つめる岡田さんの目が、そして開けば「8つの約束」が・・・。
岡目八目(または傍目八目)とは、当事者よりも、第三者のほうがモノゴトの真相や是非を客観的に判断できるという意味ですが、郵政民営化1本に突っ走る与党のことを傍から冷静に眺める野党という構図、結構リアリティがあったりして。
民主党のマニフェスト、読み易くてよく出来ていると思います。
でもなあ・・・、今回は最後まで悩んでしまいます。

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かまいたち

宮部みゆきの時代小説に初挑戦。時代ミステリーが4作収録されている本作は、予想に反して(?)読みやすい!という感想。
これまで食わず嫌いの領域でしたが、江戸の町を走り回っているようなテンポのよさで一気に読めてしまいました。人の悪意、欲、虚栄などを描きながら、あっけらかんとしていて陰湿さがないのは、いかにも江戸時代のようです。謎解きを愉しむというより、登場人物の心情を追いけているうちに、終わってしまった感じです。時代小説も意外にいいかも・・・なんて思っています。
表題作の「かまいたち」がいいですねえ。町医者の娘おようが生き生きとしています。最後は、大岡越前の一件落着!が聞こえそうなまとめ方でした。
1作目「かまいたち」
2作目「師走の客」
3作目「迷い鳩」
4作目「騒ぐ刀」

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순두부찌개(スンドゥプチゲ)

きょうの夕食はスンドゥプチゲ(鍋)でした。
スンドゥプとは漢字では「純豆腐」と書くようですね。
韓国食文化にはまっている嫁さんのヒット作?としておきましょう。
台風が過ぎて蒸し暑い夜でも、なかなか美味しかったです。
豆腐、卵、アサリ、豚肉が入ったチゲ鍋といったら味が想像できるでしょうか。
ステンレスの製のスプーンと箸は現地調達品だっ。
순두부찌개


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ひさびさに7つの習慣

7つの習慣―成功には原則があった!習慣化こそ成功への近道だ!
先週受講したプロジェックトマネジメント関連のセミナーで、技法やツールを使いこなし、それを習慣化していくことで人格も鍛錬され、人間力がついていくのだ!という主旨の講演を聴き、なるほど、そんなもんかねえと感心したものです。

引用元が一昔まえに流行した「7つの習慣」だったので、数年ぶりに読み返してみました。
すると、そのときは気がつかなかったのですが、どこかで聞いたことがある一節を発見してしまいました。

p50 わたしたちの人格は、繰り返される習慣の結果として育成されるものである。昔の格言に「思いの種を蒔き、行動を刈り取り、行動の種を蒔いて習慣を刈り取る。習慣の種を蒔き、人格を刈り取り、人格の種を蒔いて人生を刈り取る」というものがある。引用:「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー著/キング・ベアー出版)より
これって・・・
ヤンキースの松井秀喜選手が高校時代の恩師である星陵高校の山下監督(数日前、引退されたという新聞記事がでていた)から教わったという言葉です。
心が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる
ネットで検索してみたら、ヒンズー教の教えだという説もあり、どれがオリジナルなのかは不明です。いずれせよ、名言だと思っています。
この4つのステップで、心→行動、行動→習慣、人格→運命、というのは直感的に分かりやすいのですが、習慣→人格というステップだけは、かねがねどうもピンとこない感じがあったのです。

「7つの習慣」のエッセンスは、依存から自立へ、そして相互依存へという成長のプロセスにおいて習慣化がポイントだという考え方(思いっきり端折っています・・・)だと理解しているつもりですが、数年ぶりに読んでみると、習慣→人格のところがすんなり入ってくるような気がして不思議でした。
年をとると頑固になるといいますが、逆に自分は年をとって素直になったのだろうか?などとツマラナイことを考えつつ。

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私淑

chimpanzeeししゅく【私淑】。奥床しい言葉の響きです。
広辞苑によれば、尊敬する人に親しく教えを受けることはできないが、ひそかにこれを模範として学ぶことの意味だそうです。
先日、田坂広志さんの講演を聴く機会があり、そこで出てきた言葉の一つです。
経験を体験に高め、そこから知恵をつかむための”心得”として、田坂氏は次の4つを挙げていました。
どれも含蓄のある言葉です。

1)反省
2)感得
3)私淑
4)傾聴
反省は懺悔や後悔とはまったく違います。

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ワラビーのしっぽは・・・

野毛山動物園のワラビーのコーナーにあったこの図には笑えました。ワラビーが尻尾で体を支えながら両足で相手を蹴っています。一見おとなしくて優しそうな小動物が、いざという時にはこんな離れ業を繰り出すのですね。参りました。

野毛山動物園はこじんまりとした動物園ですがキリンやライオン、レッサーパンダもいます。大きな動物園と比べ、日曜日だというのに人込みで動物たちが見えないということもなく、比較的近い距離で観察できるのがいいですね。かつてホッキョクグマが飼育されていたという「しろくまの家」も見どころです。

ちなみに、わが家の一番人気は、なかよし広場の「ひよこ」でした。ふわふわのひよこは、手のひらに乗っけるとウトウトと眠ってしまうのです。この温かなぬくもりは、小さな命を子供たちに実感させたことでしょう。

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キッチン南海のカツカレー

神保町すずらん通りを歩いていると、夕闇に光る懐かしい看板が目に入りました。きょうは帰りが遅くなりそうだったので、家には「夕食なし」の意思表示をしていたため好都合です。キッチンカロリーにしようか迷ったのですが、学生以来10数年ぶりにキッチン南海のカツカレーを食べてきました。

ここのカツカレー、今も定番メニューであることは変わらないようで、私がお店に入った時には大体2人に1人がオーダーしてました。この味、このボリュームで、なんと650円なのです。黒濃褐色のカレー(でも、味は見た目ほど濃くなく、辛さもほどほど)がお皿一杯にかかった状態で、美味しそうに湯気が立っています。あげたてのカツで口の中をやけどしそうでした。せん切りキャベツが添えられているのは洋食屋さんらしいですね。
スプーンをカチカチいわせながら食べた感想、これはやっぱ旨い!やみつきになる人も多いと聞きます。夕刻ということもありますが、カウンターとテーブルはずっと満席状態でした。生姜焼きやエビフライ、クリームコロッケなども700円台の定食メニューがあります。変り種としてはヒラメフライというのがありました。

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乗り換え駅

以前書いてみたを読んでくれた人から思いがけぬファンレターが届きました。(^^v
調子にのって第二弾つくってみました。
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「乗り換え駅」

ホームの反対側に入ってくる各駅停車を待っているとき
夜風にのって頬をかすめていく川のにおいがいい

電車から降り立つとき
人影のまばらなホームの端がいい

降りたホームで一呼吸
駅長さんのごとく
赤い尾燈を確認したあとで歩き出すのもいい

乗り換え・・・
それは、われわれサラリーマンにとって
一種のプログラミングされた行動

エスカレータの右側を追い越していく人たちをやり過ごし
下り専用階段を勢いよく駆け上がってくる人がいたら
静かにかわしてみる

周りが動いているからこそ 自分は止まってみたらいい
意外と面白いものがみえてくる
世の中、急いでいる人ばかりではないということも

自動改札がエラーになり申し訳なさそうに振り返る男
動線から外れたOLのお目当ては1冊のフリーペーパー
特設のお土産コーナーでシュークリームを4個買っていったお父さん

乗り換え駅はあたかも
見ず知らずの他人がひしめく通勤電車から開放された
一瞬のオアシスのようにもみえた

(cozy作 2005.8.31.)

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