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本所深川ふしぎ草紙

宮部みゆきの時代小説は面白い!
まず、江戸時代から実際に語り継がれてきたという「本所七不思議」をモチーフにしているところが粋ですね。
江戸の町で起こる事件が、下町の人たちの人情、人生の哀歓と絡めながら、ミステリータッチで描かれています。
各話とも、最後の茂七親分の「締め」が効いており、とてもテンポがいいです。登場人物一人一人についてのきめ細かな描写もさすがです。七不思議をここまでドラマチックに、人生の機微を織り交ぜながら膨らませられるのは宮部さんしかいないしょう。
現代社会であれ江戸時代であれ、平凡ながらも一生懸命に誠実に生きる人たちに対するエールは、他の宮部作品と変わりません。いずれも秀作ぞろいですが、個人的には「落葉なしの椎」の話が印象に残りました。
第1話「片葉の芦」
第2話「送り提灯」
第3話「置いてけ堀」
第4話「落葉なしの椎」
第5話「馬鹿囃子」
第6話「足洗い屋敷」
第7話「消えずの行灯」

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