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11文字の殺人

「このミステリーがすごい!2006年版」でダントツ1位だったという東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」ですが、同じ東野作品の隠れた名作として、本屋でリコメンドされていたのが「11文字の殺人」でした。比較的初期の作品のようです。

はじめて東野ワールドを体験しましたが、長編推理小説として構えることもなく、通勤電車のなかで一気に読めてしまいました。途中で差し込まれている犯人の4つのモノローグが、ストーリーに緊迫感を醸し出していて面白い手法だと思いました。

東野ワールドの登場人物は「独立独歩だ」と、解説で宮部みゆきさんが言っているとおり、バイタリティあふれる人たちが沢山出てきます。なかでも恋人のためとはいえ、これほどまでに激しい復讐を果たしたり、どこまでも真理を追究しようとする「闘う女性たち」には圧倒されます。

犯人は誰か?、どんな犯罪トリックだったのか?というよりも、犯人が殺人に至った動機や背景のほうが気になります。そして、すべてが解明されても、何となく虚しさと哀しさの残る読後感でした。事前の期待がちょっと高すぎたかもしれませんが、個人的には星3つかなという感想です。

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コメント

東野圭吾いいですね。
シナリオ構成、人物描写など非常に高度ですよね。
最近読んだ中では、宿命、白夜行なんかがお奨めです。

投稿: miya | 2005/12/21 09:21

miyaさん、コメントありがとうございます。
東野さんはもともと理系出身のエンジニアだったそうですね。緻密な計算、高度なシナリオ設計はわかるような気もしますね。
お奨めの本、今度読んでみたいと思います。

投稿: cozy | 2005/12/22 00:20

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