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ウェブ進化論

インターネットの「あちら側」と「こちら側」を考える視点が面白かったです。

情報をインターネットの「こちら側」と「あちら側」のどちらに置くべきか、情報を処理する機能を「こちら側」と「あちら側」のどちらに持つべきなのか。このトレードオフが、これからのIT産業の構造を決定する本質である。歴史的に見てもIT産業の覇権は、情報の重心を巡って争われてきた。
        (「ウェブ進化論」梅田望夫著/ちくま新書 P59より引用)
いずれ付加価値を生み出す場所が「あちら側」にシフトしていくだろうというのが米国のIT産業が描く将来像であり、IBMがパソコン事業を聯想集団 (レノボグループ)へ売却した理由だといいます。「あちら側」に巨大な情報発電所を自力でつくったグーグルの先見性が、いま着々と現実のものになっているようです。
また、テクノロジーのグーグルVSメディアのヤフーと比較される両者ですが、その本質的な違いは、提供するサービスに「人間」を介在させるか否かという思想の違いにあるという話も大変興味深かったです。グーグルは、人間を情報処理プロセスから遠ざけるからこそ、「あちら側」に置かれた個人のメールに広告を挿入するのはコンピュータがやることであって、プライバシーの侵害ではないという風に考えるようです。
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まるウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫

筑摩書房 2006-02-07
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