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模倣犯

ストーリーを絵に描いたような、おどろおどろしい闇夜。
孤独感や不安感を煽るのは、おなじみの藤田新策さんの装丁。

厚手の文庫本ながら、通勤電車で、朝いいところで中断しても、
帰りの電車では、違和感なくすぐ読み始められる、そんな手軽さが不思議です。

たぶん、最後にはいつものように救われるのだろうな、
という期待感を持ちながら、2冊目まで読破。
ここまでは狡猾で残虐な犯人の独壇場でした。

いかにも、救われるエンディングの伏線になりそうな
おせっかいで世話焼きの登場人物たち。
苦しんだり困ったりしている人を放っておけない
宮部さんの人間観が根底にあるのでしょう。

しかし、、、
人間の良心が、尊厳が、そして命が、
ここまで踏みにじられてしまったら、どんな結末が待っているというのか。
因果応報という結末では、リカバリーしきれない暗さと重さがあります。
先が気になります。

模倣犯1
模倣犯1宮部 みゆき

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