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独裁者の弱点

まったく信じがたい出来事です。北朝鮮が7発目のミサイルを発射したというニュースを知りました。
われわれは、常軌を逸した独裁者をどうみるべきなのでしょうか。

歴史をひも解くことによって、今われわれが直面する難問が、すでに人類によって体験済みであることが分かる!
わが国の国際政治学の第一人者といわれる高坂 正堯さん(故人)の著書「世界史の中から考える」には、表題のエッセイが収められていました。

高坂氏は、「狂信者だけでは人間の社会を運営していくことはできない」ということを、独裁者ヒトラーの命令に従わなかった人物を例にあげて論じます。彼らは身の危険を察知しながらも、正義感や罪の意識からパリやプラハを破壊せよという命令には従えなかったのだといいます。人間は本来的に多様な価値観をもっており、一握りの狂信者の命令に服従するものではないということです。

また、「独裁者にはその命令を批判したり、逆らう人がいないがゆえ過ちを犯す」ことについて、湾岸戦争のときにフセイン大統領がとった愚かな作戦を例に挙げ、これを独裁者に典型的な負け方だといっています。駆け引きや国力示威のつもりが、実は全世界から反感を買っただけということに気づきもせず自覚もないところなど、今回の暴挙はもしかすると典型的な負け方の前兆かもしれません。
世界史の中から考える

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