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ベースボールと野球の違い

メジャーリーグと日本のプロ野球、どちらが常識とはいえないでしょう。
しかし、「超常識のメジャーリーグ論」を読むと、文化の違いにともなう野球とベースボールの違いが垣間見え、興味深かったです。

たとえば、大差のついたゲームで、勝っているチームが攻撃の手を緩めないことは、「死者にムチ打つ行為」としてメジャーリーグでは許されないのだとか。ルールブックには書いていないこの暗黙の掟のおかけで、当時メッツにいた新庄選手が、デッドボールによる報復を受けたというエピソードが象徴的でした。

メッツ対マリーンズ戦でのこと、11-3で迎えた8回の打席、新庄選手はカウント0-3からのストレートを強振(空振り)、明らかに一発狙いだとわかるスイングが相手の怒りを買ったのです。日本のプロ野球であれば、観客がどよめくことはあれど、相手チームの怒りを買ったり、ましてや報復球を受けるなどありえないでしょう。
実はこの報復、開幕戦で初ホーマーを放った新庄選手が、ホームインの時に手でホームベースを払ったことが伏線だったといいます。挑発行為として「俺たちをナメやがって!」と受け取られてしまったのです。

言葉以外のジェスチャーやしぐさが、意味をもった記号として共有されているところに、人種の坩堝であり、異質を前提とするメジャーリーグの生い立ちを感じさせられます。

超常識のメジャーリーグ論

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