静かで熱い野球論
スワローズのオフィシャルマガジンOndo#16にて、木田優夫投手のインタビューが載っていました。
フォームを変えようという意識で変えたわけではないんです。キャンプの時に、スポーツ選手として、どういう体の使い方がいいか、どうすればスムーズな動きができるかを突き詰めていったら自然と今のフォームになったんです。コントロールをよくしようとか、スピードをアップをしようとかいう考え方ではなく、体の動きの"質"を変えていかなければいけないと考えていって、結果として今のフォームになったという話なんです。ベテランらしい含蓄のある言葉です。
野球のピッチングフォームについて、「メジャーリーグのバッティング技術」という本を読んでいたら、「腕を後ろに引いてから前に出すのではなく、体の重心移動によって後ろに残された腕がバネを戻すように自然に前にでてくる」というようなコラムがあって、なるほど!と思ったばかりでした。
体のメカニズムにしたがった基本動作(物理運動)という点では、手塚一志氏の提唱する「うねり打法」などにも通じるものを感じます。理に適った体の使い方、すなわち「コツ」ということなのでしょう。
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