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虚礼廃止

年賀状や暑中見舞いなどを廃止するという意味で使われることが多いようです。
ビジネス上、形式的なやりとりを省いて、コストダウンしようという主旨はわかります。ただ、「虚礼」という言葉には引っかかりを感じます。広辞苑によると、その意味は「誠意のない、うわべだけの礼儀」とありました。

日本には旧来から「贈答の文化」というものがあって、お歳暮やお中元などによって人間関係を円滑にしてきた・・・
のような主張はよく聞きます。実際、そうなんだろうな、と思うこともあります。

霊長類研究者の正高信男氏の著書「他人を許せないサル」には、日本人の行動として、情報そのものを共有することより、むしろ「情報の共有」自体を共有することにコミュニケーションの重きが置かれている、とありました。たとえば、ケータイメールでは儀礼的で無意味な返信であっても、とにかく返信するという行為そのものが重視されているというのです。たしかに思い当たります。

表面上はコストのかかっている「虚礼」かもしれませんが、それを省略するということの意味を、少し考える必要がありそうです。
他人を許せないサル

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