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ハンバーガーを待つ3分間の値段

ゲームクリエーターの発想に脱帽。
この本に出てくる数十枚の写真は、人気ゲームソフトの開発者である著者が、日頃持ち歩いているデジカメで撮ったもの。
どれも、ごくありふれた日常の風景です。

しかし、その風景を見つめる著者の視点は、凡人には思いもつかない切り口。
「俺の立場が無視されてるじゃねぇか!」と憤慨したときにシャッターを押したのだそうです(笑)

アフォーダンス(Affordance)という言葉があります。
たとえば、ダイヤルは回すもの、ドアノブは引くもの、スイッチは押すもの・・・etc
のように、マニュアルを読まなくても直感的に操作できるデザインの製品を「アフォーダンスを積極的に採用している」などいうようです。

著者の視点には、アフォーダンスの発想が随所に感じられます。それだけ、徹底してゲームのプレイヤーやユーザーの視点で世の中を見ているということですかね。人気ゲームソフト「シーマン」のことを、「ゲーム」ではなく「ペット」だと言い切る発想なんかもそうですね。

音声認識技術で苦労していたとき、コペルニクス的アイデアで危機をのりこえた開発エピソードは、鳥肌が立ちます。マーケティングをやっている人や、企画の仕事にたずさわる人、必読でしょう。(本人は、これを「問題のすげかえ」と呼んでいるが)

「本当のサービスとは客に選択肢を与えること」 というマクドナルドでの経験から得られた著者の結論にも共感。通勤途中で読みきれる面白エッセイです。

「ハンバーガーを待つ3分間」の値段―企画を見つける着眼術 (幻冬舎文庫)

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