« 教育によって学習させるのは、団体旅行客が冒険の旅に出るほど難しい | トップページ | 運動会 »

ゲドを読む。

「文庫本のかたちのフリーペーパー」
という話題性に惹かれてさっそっく入手。
ゲド戦記って、こんなに奥の深い物語だったんだ!

第一部はゲド戦記の愉しみ方について。道先案内人は中沢新一氏。
ゲド戦記がつくられた時代背景に着目することを提案しています。
原作者のル=グウィンが、なぜゲド戦記の舞台を「大地」ではなく、モルディブのような「多島海世界」(アースシー)を選んだのか、深い考察がなされています。

ゲド戦記が、全シリーズを通して訴えているのは「受け容れよ」ということである。
第1巻では、己を受け容れ、
第2巻では、他者を受け容れ、
第3巻では、死を受け容れる
という中村うさぎさんの話も分かりやすかったです。
これまでゲド戦記は読んだことがないのですが、何となく物語の全体像を理解する手がかりになった気がします。

個人的に一番興味深かったのは、宮崎吾朗監督と河合隼雄氏の対談です。
「生きていくってなんだろう」という話が、どうしても欲しかったという宮崎監督の考えがにじみ出ています。映画化にあたって、なぜ第3巻をチョイスしたのか、また、今の時代を「均衡」というキーワードで捉え、そこに生きる若者像にあわせてキャラクターをつくり込んだという話から、監督の映画にかける想いが伝わってきました。

「ゲドを読む。」読後の感想
「今の時代だからこそ、ゲド戦記を読んでみたい、観てみたい」
みごと、糸井重里氏のもくろみに嵌ったような気もするが。。。

Gedo


|

« 教育によって学習させるのは、団体旅行客が冒険の旅に出るほど難しい | トップページ | 運動会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24960/15362024

この記事へのトラックバック一覧です: ゲドを読む。:

« 教育によって学習させるのは、団体旅行客が冒険の旅に出るほど難しい | トップページ | 運動会 »