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PMBOKはバドワイザー?

会社帰り、MPUF主催のセミナーに参加してきた。2時間で旬のテーマを解説してくれるので大変助かる。きょうは「世界のプロジェクトマネジメント動向」について、PMAJ理事長の田中弘氏が講演された。

P2Mは日本発のPMモデルであり、イノベーションが求められている今、ビジネスモデル開発までを含んだP2Mへの期待は大きく、世界からも注目されているそうだ。また、P2Mの神髄は「多神教」である。したがってPMBOKとP2Mは両立する。

世界のPM資格保有者は約75万人といわれている(うちPMPは29万人)。日本国内でも、IT業界を中心にやはり圧倒的に「PMBOK」だが、欧州ではむしろ英国の「Prince2」のほうが普及しているという。PMBOKが、その親しみやすさ、読みやすさからバドワイザービールだとすれば、P2Mはシングルモルト(田中氏は芋焼酎というが)であり、堅牢かつ厳格なプロセスをもつPrince2は、スコッチウイスキーあるいはCookBook(料理書)のようだという比喩が面白かった。

PMの高等教育では、日本は世界に大きな遅れをとっている。中国では工学系96校、MBA系25校でPM修士課程があり、年間6000名ものPM修士を輩出している。駅のキオスクでPM(「項目管理」というらしい)関連の雑誌が常時販売されているという信じがたい話もあった。

田中氏はフランスのESC Lille教授でもあるが、欧州のPMモデル標準や大学カリキュラムには、SSM(ソフト・システムズ・メソトロジー)などの方法論が入っているという。ベストプラクティスにもとづくPMプロセスのみならず、自分のアタマで考え抜き、新しい価値を創出するようなプロジェクトマネジャー、そしてプロジェクトマネジメントのあり方が求められている、ということだろう。

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