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"育て"の極意

教育研修にたずさわる者として、本日のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」のテーマは、大変興味深かった。茂木さんによれば、子どもを育てるのも、部下を育てるのも、自分を育てるのも、基本的には変わらないということ。

"育て"の極意とは、次のことであった。
・あえて教えない
・ひたすら待つ、ただし観察しながら
・芽を見つけたら、その時本気でアクション

人に教えられるよりも、自分で考える方がドーパミンの分泌量が増える。その結果、脳がその直前の行動を繰り返そうとするようになり、行動が強化される。

ひたすら待つのだが、その際、自発性の芽に注目する。ドラゴン桜のモデルになった竹岡先生が、生徒の自発性の芽を見つけたとき、わざわざ自宅に帰って資料を調べて生徒に答えを示したというエピソードがあった。時間をおかないで、その場でアクションをとることが重要。自発の芽が出てくるときは、脳が空白を埋めてほしいというサインを出しているとき。タイムリーに埋められれば、記憶が定着するのである。

ただ待つだけでなく、ほめてやることや、ヒントを与えることも大切。たとえば、どこかに連れて行ったり、だれかに会わせるなど、環境を変えてあげることが、親や上司の役割となる。

自発性には「未知への挑戦」が不可欠。どうすれば、そういうスピリットを育てられるのか。それは、親なり上司が、子どもや部下にとっての安全基地になることである。
安全基地のポイント
・やりたいことをやらせる
・応援団に徹する
・欠点も受け入れる
・困った時こそ手助けする

やりたいと思ったら全力でやる「自発性の回路」は、何によって育んでも良い。最初はイヤイヤながら始めたことであっても、プロフェッショナルになる人は、必ず自発性がある。

自分を育てるには、クヨクヨと後悔することを勧める。
反省と後悔は違う。後悔は、想像と現実を脳の中で比較である。「あのとき、こうすればよかった」「他にこういうやり方があったのに」ということを、なるだけ具体的にイメージすればするほど、失敗の経験が、悔しさや悲しみととともに脳に強く記憶され、適応力が向上する。つまり、後悔は未来のためにある。

将棋の世界では事後に感想戦というのがあるが、人生の感想戦を行うことで、自分を育てることができる。

育てることで、育てる側も育つということも大事なポイントだ。人間は、お互いに育て合うことで、成長し合える。

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