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PMPM

これからはPMPMの時代である。
環境マネジメントの権威である吉澤正先生が、MPUFのセミナーでお話されていた。ここでいうPMPM=ポストモダンPMである。

ポストモダンPMでは、ISOにみられる全体的なマネジメントシステムと、個別課題の解決をめざすプロジェクトマネジメントとを融合したアプローチが求められる。単体プロジェクトの成功から、プログラムさらにはポートフォリオへと、より経営に近いところに最近のプロジェクトマネジメントの関心事が向かいつつあるという点では、先日の国際標準化フォーラムにもつながる話だと思った。

現代社会ではシステムが巨大化し、システム間の相互作用もきわめて複雑になっている。組織には「社会的責任を果たすマネジメント」が期待されている。そこではプロジェクト活動を通じた個別課題の解決だけでは不十分であり、優れたマネジメントシステムとその運用を支える組織能力の向上が求められている。と、そんな感じで現状認識をされていた。

セミナーでは、環境マネジメントが抱える課題を切り口にして、社会的責任を果たすマネジメントを考える際のキーワードが示されていた。たとえば次のようなことだ。
・製品開発の上流から下流までの環境配慮(クリーンエネルギー、クリーン素材、省エネ製品開発など)
・企業活動のサプライチェーンにおける環境配慮(有害化学物質管理、グリーン調達、CSR調達など)
・関係性マネジメント(ステークホルダー・エンゲージメント、循環型生産システム、ゼロエミッションなど)
・MFCA(マテリアル・フロー・コスト会計)等の分析評価手法の導入
・持続可能な発展に向けた環境と経済の両立(品質経営の確立、グリーンニューディール政策による雇用創出、環境ビジネスを支える技術開発力の強化、環境にやさしい発電と供給、国家政策との関係)

実は同じことがプロジェクトマネジメントについてもいえるのだ!というオチこそ、吉澤先生が仰っていたPMPMの意味だと思う。
つまり、プロジェクトマネジメントにおいても、これからは人間的側面、倫理や価値観、関係性、環境といった要素が求められ、PMBOKなどにもそのような新しい要素が入っていくだろうというお話。人間的側面といえば「プロジェクトマネジャーは哲学を勉強しなさい」と仰っていたNTTデータの岩本副社長の講演を思い出す。

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