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2010年7月

2人の高橋さんから「組織力」を学ぶ(その1)

「組織力」とは何か。
まず高橋伸夫さんの「組織力」を読んだ。
「ウチの組織力」について書かれていた。つまり、人々の集まりが組織であるために必要な力のことである。組織の内で支えている「ウチの組織力」がどうなっているのかという切り口点が面白い。

組織力を「宿す」とは、組織における意思決定において事後的に見出される合理性、テイストを心の中に宿すということ。たとえば、創業者と苦楽を共にした古参社員が「創業者(おやじ)が生きていたら、きっとそう言ったと思う」と発言するように、時間と世代を超えて受け継がれるその組織らしさを説明できる何かを宿すということである。

組織力を「紡ぐ」とは、仕事を共にすることで、だんだん組織らしくなっていくということ。たんにビジネスライクに給料をもらっている時間だけ仕事を共にするという意味ではなく、アフターファイブを含めて本当の意味で仕事を共にするという意味である。そうした経験を通じて組織の中に「仕事を任せられる人」の集団、ペンローズ女史によればマネジメント・チームが形成されていく。

組織力を「磨く」とは、協働システムとして「~できる」「~できそうだ」というスケール観を共有するということ。自分たちでできる最大限の仕事を受けられるように、現実的なスケール観と結びつけながら、組織のふるまいを洗練されたものにしていくのである。バーナードは組織の成立要件として、1)コミュニケーションがあること、2)貢献意欲があること、3)共通目的があること、の3つを挙げたが、そこに至るまでのプロセスこそ組織力を「磨く」ということに他ならない。

組織力を「繋ぐ」とは、仕事を任せられる人を育てることである。「仕事の報酬は次の仕事」型のシステムによって世代交代を進めていくのである。「また君と一緒に仕事がしたい」と言われるよ余人をもって代え難い人材を育てることが、組織力を繋ぐという意味である。

組織力を「宿し」、「紡ぎ」、「磨き」、「繋ぐ」という4つのメカニズムことによって、人々ははじめて組織であり続けることができるという。

組織力 宿す、紡ぐ、磨く、繋ぐ (ちくま新書)
組織力 宿す、紡ぐ、磨く、繋ぐ (ちくま新書)

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鎌倉花火大会

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(2010/7/21 19:50頃 坂ノ下付近)

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