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2010年8月

KY

かつて、山本七平は空気を読む社会に警鐘を鳴らした。
戦艦大和の出撃が無謀であるとの論拠があるにもかかわらず、出撃の決定を了解したのは「空気」ゆえだった。日本には「抗空気罪」という罪があり、これに反すると最も軽くて「村八分」刑に処される。「空気」とはまことに大きな絶対権をもった妖怪であり、一種の「超能力」かもしれないと。
名著「空気の研究」より

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))
「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

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吾唯知足

われただ、たるをしる
京都 龍安寺の「つくばい」は、中央の水穴を「口(くち)」の字に見立て、周りの四文字と共用し「吾唯足知」と読ませているようです。

老荘思想にも「足るを知る」という考え方はあるそうですが、そもそも「足るを知る」という考え方は、時々の権力者や強い立場にいる人間に向けた訓戒なのだそうです。
「足るを知る」に騙されていませんか

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2人の高橋さんから「組織力」を学ぶ(その2)

高橋克徳さんからは「組織感情」についての講演を聴いた。
職場や組織においてメンバーに共有されている感情が「組織感情」である。

その状態を活性-沈静、快-不快という軸で分類したときに、組織感情は、イキイキ感情、ギスギス感情、あたたか感情、冷え冷え感情の4つに類型されるという。そして、こうした感情は、意図的な仕掛けによってマネジメントできるという。

たとえば、イキイキ感情を共有するために、意図的にみんなで作業せざるを得ないような修羅場経験をつくり出すとか、あたたか感情を共有するために、だれかの悩みを会議で共有して、みんなで考えることを当り前にするとか。いろいろ手はあるものだと感心した。

高揚感は、ビジョンやミッションへの共感があってこそ。そして間違ってはならないのは、ビジョンは浸透させるものではない。共感するものであるということだ。イメージできないものはマネージできない。なるほど、そのとおりだと思う。

高橋さんは、「組織力=個人力×つながり力」と定義していた。団結力とか一体感といった「つながり力」こそが、「個」を支え、強くするというメッセージであった。自分が必要とされているからこそ、自分の限界を超えてでも頑張れるのだと思う。著書の中では「何をするかよりも、誰と仕事をするかが一番大切だと思う」(P105)に共感した。そういえば面白法人カヤックの社長も同じことを言っていたっけ。

そして田坂広志さんが言っていたことを思い出した。マネジャーがビジョンを語るとき、最も大切なことは「何」を語るかではない。「誰」が語るかであると。
組織は人材にしたがうということだろう。

職場は感情で変わる (講談社現代新書)
職場は感情で変わる (講談社現代新書)

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