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右ポケットの小銭を左ポケットに移しているようなものだ

ケインズの弟子にあたるアバ・ラーナーの「機能的財政」論によれば、健全財政論者の考えは、必ずしも正しくはないという。
国力とは何か―経済ナショナリズムの理論と政策 (講談社現代新書)
国力とは何か―経済ナショナリズムの理論と政策 (講談社現代新書)

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(以下引用)

国債は、国内で消化される(自国民が購入する)「内国債」である場合には、その金利は、国民の負担にはならない。なぜなら、国債の償還金の支払先は、国民だからだ。

ラーナーは、これを「右ポケットの小銭を左ポケットに移しているようなもの」とたとえている。

内国債の場合、政府が財政破綻する(国債の債務不履行に陥る)ことはあり得ない。仮に将来の課税によって公的債務を返済しない場合ですらも、政府は借り換えを続けていけばよいのであって、全額返済して債務をなくす必要はないのである。なぜなら、政府(国家)は、民間企業や個人とは異なり、永続してなくならないと想定されるからだ。

また、政府は、通貨を発行することで債権者に支払いをすることもできる。政府が通貨発行権を有するということが、国債の返済能力を究極的に担保しているのである。

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