人生、意気に感ず

日経新聞の広告に、阪和興業の北社長の座右の銘として紹介されていました。
彼は、石油ショックのときに通産省の役人だったそうですが、トイレットペーパー騒動の際、関係者の協力をとりつけ、事態の鎮静化に奔走したときの体験談を挙げ、こう語っています。

「どんな困難があろうとも、私利私欲にとらわれずに最善を尽くすとの信念を持って事に当たれば、必ず共鳴し、助けてくれる人が出てきます。」

また、
「たとえ逆境におかれても、信念を持って努力を続けていけば、助け舟を出してくれる人が現れ、必ず道は開けると思います。」
と、若い人たちへメッセージを贈っていました。

(以上 2009/1/27日本経済新聞 朝刊32面より)

「人生、意気に感ず」・・・いい言葉だと思いました。

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「これは急ぎの御用だからゆっくりやってくれ」

幕末の外国奉行だった川路左衛門尉聖謨(かわじ さえもんのじょう としあきら)が、下僚にいった言葉だそうです。(阿川弘之「大人の見識」より)

ちょっと違いますが、家の引越しのときに、ベテランが新米に対して「急いでやるのと、慌ててやるのは違うぞ!」と指導していたのを思い出しました。
急ぐときほど、ゆっくりと。

大人の見識 (新潮新書)

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人を信じ、行いは信ずるな

すでに絶版となってしまった川喜田二郎氏の名著
チームワーク―組織の中で自己を実現する
で見つけたいい言葉です。

人は信じよう。 しかし、その人のやることは、けっして頭からは信じまい。 たとえその人が、どんなに偉い人であろうとも。


リーダーが心得るべき「信頼と激励」の極意だと思いました。たとえ人が失敗したとしても、失敗したこと(事=行動それ自体)を責めるべきであって、人そのものを責めるべきではないという意味です。


事を責められるなら、救いはある。
しかし、人格を責められたら、救いがない。


どんなに腹が立っても、あいつはダメなヤツだと決めつけるまえに、一呼吸してこの言葉を噛みしめたいものです。
少年野球の指導、子供の教育、夫婦喧嘩、そして仕事にと、いろいろなシチュエーションで応用の効く名言だと思いました。

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勝つためのおまじない

4連敗で低迷中のスワローズ。
古田監督の心中を察するに、きょうの巨人戦には何としても勝ちたいと思っていたはず。
しかし、西武の黄金期に監督をつとめた森祇晶氏は次のようにいっています。

 勝ちたいと思うのではなく、"おそらく勝つだろう"と思う。そう思うと少し気が楽になる。楽になるから動きも思考ものびのびしてくる。そうすると勝ちたいという焦りがなくなる。勝つということはこういうものだと思う。
 勝ちたいと思っているうちは勝てない。勝つことを忘れると勝てる。だが、勝つことを忘れることなどできっこない。そこで、"おそらく勝つだろう"と思う。そうすると気分が楽になる。これはぼくが長年野球をやって来て感じた、勝つためのおまじないのようなものである。
(森祇晶著「監督の条件 決断の法則」P308より引用)

監督の条件 決断の法則

古田監督はベンチでどう思っていたかわかりませんが、テレビの前で釘付けになったわれわれは、"おそらく勝つだろう"なんて余裕はありませんでした。
しかし、石井一久が気迫のこもった投球で8回を投げきり、9回はベテラン高津がきっちり抑えました(東京ヤクルト2-1巨人)。
GWの最終日、おかげさまで明日への活力をもらえた気がします。

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大いなる力には、大きな責任が伴う

映画「スパイダーマン」で、主人公の叔父が残した言葉です。
スパイダーマン3は5月1日公開予定。

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人生を後悔するという最大のリスクを回避

楽天の三木谷社長が、かつて起業の動機について、このように語ったそうです。
かっこよすぎます。

そうか、後悔とはリスクだったのか!
それを回避するか、軽減するか、転嫁するか、受容するか、自分次第ということですね。
新鮮な驚きです。

最近では「何もしないことがリスクである」とよく言われますが、
究極の名言だと思いました。

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英雄

英雄とは、自分のできることをした人である。
凡人は、自分のできることをせず、出来もしないことを望む。     
(ロマン・ローラン)

自分にできることを行なうことが、いま一番大切なことかもしれません。

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希望は路のようなものだ

今シーズオフは、多くの日本人プロ野球選手がメジャーリーグへ挑戦しています。
野茂投手からはじまって、多くの選手がメジャーに渡り、実績を積み重ね、メジャーという「希望」に向けた道筋ができたなあという感じですね。

たしか、中学校の国語の教科書でした。
「何もなかった場所を多くの人が通ることによって道になった」というような意味の小説が載っていたっけ。。。
探してみたら見つかりました。魯迅の「故郷」という作品です。

私は思った、希望というものはもともと、いわゆる有ともいえないし、いわゆる無ともいえないのだと。それはちょうど地上の路のようなものだ、実際は地上にはもともと、路というものはなかったのを、歩く人が多くなって、そこが路になったのである。(魯迅「故郷」より)

写真は私の故郷にある「魯迅の碑」です。
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リーダーたることの要件

ドラッカーは次の3つを挙げていました。
1.リーダーシップを仕事と見ること。
2.リーダーシップを地位や特権ではなく、責任と見ること。
3.信頼が得られること。
3つ目の説明で「真摯」という言葉を使っていますが、「一貫性」とともに、彼の本にはよく登場するキーワードですね。
「プロフェッショナルの条件」P.F.ドラッカー著/ダイヤモンド社より

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怒りは敵と思え

徳川家康の言葉。
「腹を立てれば身を滅ぼす。怒りは敵であると思って慎ましく過ごせ。」
という意味です。
苦労人の家康らしい格言ですね。

通りがかりの神社の前に貼ってありました。
8月の「生命の言葉」だそうです。

「人をみたら敵と思え」という風潮のなかで、
自己の内面に目を向けているところに、言葉の重みを感じます。
楽天野村監督の「敵は我に在り」を思い出します。

Ikarihateki

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忍耐がどんな難問にも解決策になる

ベストセラー「国家の品格」の書評を読んでいたら、いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神だとありました。
著者の藤原正彦氏によれば、「勝ち組」と「負け組」だけの市場原理主義が、日本社会を荒廃させているといいます。
武士道精神の極みといえば「忍耐力」。
表題、吉田茂元首相の名言が思い出されます。

ところで、
小泉改革の結果が勝ち負けという二元論を蔓延させた・・・
という批判に対し、小泉さんらは「待ち組」という造語をつくって対抗しています。戦って負けたのは立派。チャレンジしない「待ち組」こそ反省すべきだ!の意だそうです。

「忍耐」が良くて「待ち」が悪いとは一概にはいえませんが、忍耐には「情緒」的なもの、待ちには「論理」的なものを感じます。忍耐という語感に新鮮さを感じてしまうのは、藤原氏がいうように、やはりそれが欠乏している証拠なのでしょうか。
(2005年3月 北の丸公園にて)

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迷ったらやる!

パソナグループ代表の南部靖之氏のポリシーだそうです。

知識をつけることは行動のはじまり
行動することは知識を完成させること
知っていても行なわなければ、知らないのと同じ
今から30年前、南部氏は大学を卒業した後、会社に就職すべきか起業すべきか悩み、相談した父の奨めにしたがって萩にある松下村塾を訪ねたのだそうです。そのときに出会った(上記のような意味の掛軸がかかっていた)吉田松陰の教えが、彼のポリシーの原点になったとのこと。最終的に起業のきっかけとなったのも、
「土薄き石地かな」
「艱難辛苦汝を玉にす」
という父がくれた2つの言葉だったといいます。

また、絵が好きだった南部少年の傍には、勉強ができることと同様に才能を認め、自信をもたせてくれた母親がいたそうです。描いた絵をいつも10円で買ってくれたおかげで、南部少年は次の絵の具を買うことができたのだそうです。
ハート(心)で引っぱるカリスマ経営者の礎に、偉大な両親の存在があったことを知り感銘を受けました。
(2005/12/7 ITSSユーザーカンファレンス 砂防会館にて)

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直感の7割は正しい!?

羽生善治名人の珠玉の名言がいっぱい詰まっている本でした。
羽生名人曰く、将棋を指すうえで一番の決め手になるのは「決断力」だといいます。そして、その「決断力」のベースになるのが、人間のもっている直感力であり感性であるという考え方です。統計的な情報処理やデータ重視の意思決定が全盛の昨今、読んでいて心地よさを感じました。

いまや将棋の世界でも、インターネットで棋譜や戦型の情報がかんたんに得られる時代となったため、将棋の戦い方は、あらかじめ対戦前に情報を収集し、分析するというアプローチに変わってきたのだそうです。しかし、最終的に勝負を決するのは、パターン分析によって得られた「知識」ではなく、これまでの「経験」によって無意識のうちに蓄積されてきた、流れの中で勝負どころを読む大局観であり、置かれている局面を見抜く直感力(感性)だといいます。それらは深く集中したときに、パッと閃くのだと。(動かすべき駒が光って見えるとか。。。そんな経験ないなあ。)
集中した状態をつくり出すためには、「面白い」と思う気持ち、興味関心を持続させること。蓋し「才能とは、継続できる情熱である」とは名言です。「新しい発見」というのがキーワードでした。

チャレンジして失敗しても、「二回目は前回より少しはマシになるだろう、何回か続けていけばそのうち上手くいくだろう・・・」というような、時に天才らしからぬ?あまりにも正直な告白があったりします。心の持ち方だけであれば私達にも実践できそうな気がして好感がもてます。
すごく論理的で分かりやすいのに奥が深い、このような文章の書ける羽生さんは、本当に頭のいい人なんだなあと感心させられました。

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働く(はたらく)とは、傍(はた)を楽(らく)にさせること

仕事の報酬とは?そう問われて思い浮かぶこと・・・
 ―仕事の報酬は、給料である。
 ―仕事の報酬は、能力である。
 ―仕事の報酬は、仕事である。
ここまでは、実感として普通に出てきそうです。自分にとって「やりたい仕事」と「やりがいのある仕事」がひとつになっていくという感覚もわかります。しかし、
 ―仕事の報酬は、成長である。
となると、さすがに格が違うなあと思いました。

 人間として成長すると、こころの世界が見えるようになってくるのです。たとえば、顧客の気持ちや職場の仲間の気持ちがわかるようになってくるのです。そして、顧客の気持ちや仲間の気持ちがわかるようになると、「うまく働くこと」ができるようになってくるのです。
 なぜならば、「働く」(はたらく)とは、「傍」(はた)を「楽」(らく)にさせることだからです。そばにいる顧客や仲間を楽にさせてあげることだからです。
 ・・・(中略)・・・こうして、顧客や仲間を楽にしてあげられると、顧客や仲間の喜ぶ顔を見ることができます。そして、その喜ぶ顔を見ることによって、私たちは、自分の成長を実感し、成長の喜びを味わうことができるのです。
引用:田坂広志「仕事の思想~なぜ我々は働くのか」p51より
仕事の報酬とは?そう問われて、このように答えられるように仕事をしたいものだと感じました。
11月23日、勤労感謝の日に。

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優しさを配る

「夜回り先生」こと水谷修さんへのインタビュー記事を読みました。

「死にたい」っていう子には「周りに優しさを配ってごらん」とメールする。実はこれで八割が救える。人に優しさを配って、「ありがとう」と言われることが生きる力になるんです。僕に相談に来る子のほとんどは自分のことしか考えない。だから外に目を向けさせます。
(2004年11月4日付 読売新聞夕刊)
至言だと感じます。

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IT社会で身につく人間力

IT社会で人間力が求められるというのは直感的にわかるのですが、IT社会が人間力を鍛えるというから目にとまりました。たとえば、
・短いメールで思いを伝える。
・ネットコミュニティで相手の気持ちに配慮した発言をする。
・魅力的なパーソナリティを感じるホームページやメールマガジンをつくる。
・ネットでの情報洪水に流されない主体性を持つ。
・面識の無い人からメールで何かを教わる。
・コミュニティでの信頼関係を築く。
・単なる情報共有ではなく、情報共鳴を生み出す。
・ブロードバンドの映像や音声で智恵や共感を伝える。
・情報やメッセージの洪水の中で、力強い「言霊」(ことだま)を発し、魅力的な「物語」を語る。
eメールや電子コミュニティを介したこのような行動は、われわれの「人間力」を拡大して見せてくれる「鏡」になるという点で、人間としての成長、人間力を磨くための最高の機会として捉えた田坂広志氏のメッセージは面白いと思いました。確かにネット社会でスマートに優しくふるまえる人には、相手のことを慮り、おかれた立場や状況を考えて自分の意見を主張できるという人間力が映し出されます。eメールのやりとりで喧嘩になったり、言葉尻をとらえた攻撃の応酬合戦の末、一歩間違えると先日の少女のように悲しい結末を迎えてしまう世界です。
識者と呼ばれる人たちが、IT社会をして「~スピード第一だ」「~乗り遅れるな」「~セキュリティは大丈夫か」・・・と、不安を煽り立てる言動をする中にあって、個人的には一際目立った記事でした。ようするに、ITに使われるのではなく、人がITを使いこなせばよいという話ですよね。対談コーナーでは「ITはしょせん道具ですよね。」そうそう、岐阜の梶原知事もいいこと言うなあ。

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人望力

「何をやるのか」「何のためにやるのか」という知的動機だけでは人は動かない。「誰のためにやるのか」という情的動機、すなわち「あの人のためなら」「あの人のいうことなら」という゛なら゛の気持ちをもたせるのが「人望」である。/童門冬二「人望力」より

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